確定申告の仕方Q&A(投資の基本1)V0.1

前書き

 投資の一番の基本は節税です。節税なくしてリターンの高い投資はあり得ないです。投資はリスク資産でリターンを得ることですが、税金が多ければ手取りは減ります。もし、確定申告をすることで毎年2万円でも戻ってくれば、それもリターンを得る、利回りを増やすことになります。しかも無リスクです。めんどさと思っても、大事な資産を増やすために頑張って申告して下さいね。

 なお、このnoteは主にサラリーマン世帯を対象にしています。

Q1. 確定申告に、どんな得がありますか?

以下のケースにおいて所得税の確定申告をすると税金が還付される可能性があります。

・株式やFXなどで売却損があった
・自宅に届いた保険料などの控除証明書をまだ持っている
・年間の医療費が10万円を超えた
・寄付やふるさと納税をした
・住宅ローンを組んだ、増築・修復などの工事をした
・退職して年末までに再就職をしていない
 などなど

一部引用:Yahoo! くらし 確定申告まとめ

Q2. 何を準備すればよいですか?

・源泉徴収票(収入がある場合、年末に会社からもらえる)
・控除証明書(保険料、など)
・小規模企業共済等掛金控除証明書(iDeCo)
寄附金の受領証(もしあれば)
 などなど

 医療費控除など、家族で収入の一番多い人が確定申告すれば控除の金額が増える場合があります。例えばご夫婦で収入があるのなら、どちらか多い方の確定申告資料に添付するなど工夫して下さい。(筆者)

Q3. 正直面倒です

 マイナンバーカードとスマホがあれば、スマホから電子申告が可能なはずです。但し、個人的にはPCを紙に出して申告することをお勧めします。理由は、殆どの計算に対応しているからです。スマホやタブレットだと入力途中で入力不可となるケースもあります。
 確定申告をプリントアウトして税務署のポストに入れるか郵送するだけの作業でので大したことありません。特に税務署員などの事前チェックが必要なわけではありません。(自信がない場合は、事前チェックしてもらっても良いですが、自信をもって作成・送付することをお勧めします。)

やらないよりやったほうが得。もし還付されたらラッキー。そう考えた方が良いです。(筆者)

リンク先:国税庁 確定申告の際にご持参いただくもの

Q4. 計算したら、税金を支払う事になってしまいました

 一か所からの給与収入しかない人であれば、滅多に追加で支払う事にはならないと思います。しかし例えば仮想通貨で爆益が出たとか、不動産売却など、何らかの臨時収入があった場合は支払う必要があります。支払うべき税金を支払っていない場合は、脱税となってしまいます。脱税になる事を防ぐ意味でも、確定申告の計算だけはしておく方が身のためです。(筆者)

 この場合、ああ脱税にならなくてよかった!と喜びましょう。(筆者)

Q5. どこで申請するの?

こちらから申請可能です。

Q6.関連リンク(外国税額控除等の実務)

米国株で配当を貰った人は、確定申告により10%弱の還付を受けられる可能性がありますので、リンク先を参考に是非チャレンジして下さい。(慣れれば簡単な作業です。)


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