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改めてDIMEを知ろう


本書の概要

企業人から政治家まで全日本人が学ぶべき新しい「経済安全保障」の教科書。

かつてないほど世界は複雑になっている。経済的な事象から世の中を読み解こうとしても、安全保障上の脅威がすべてを塗り替える時代になった。「経済安全保障」がビジネスの一大トレンドになっているのも、世の必然だろう。
そうした時代のなかで、いかに日本と世界の未来を見抜けばよいのか? 
それを可能にするキーワードがある。「DIME」という言葉だ。
「DIME」とは、Diplomacy=外交、Intelligence=情報、Military=軍事、Economy=経済の4要素を組み合わせた国家安全保障の基本戦略である。そして、じつはこのDIMEに則って、アメリカや中国などの覇権国は国家戦略を組み立てていることが、本書を読めば理解できるはずだ。
ならば、日本はこのDIMEという概念をどこまで採り入れているのか? その歩みを学んだうえで、ビジネスパーソンはいま、いかなる視点をもつべきか。
米中経済戦争からウクライナ戦争、台湾有事まで、その裏側にあるメディアが伝えない核心を、マーケットにも精通するインテリジェンス研究の第一人者が描き出す。新しい「経済安全保障」の教科書。

上記のサイトより転記

感想

すでに一般的な言葉になりつつあるDIME。国際社会でそれぞれの均衡を保つために必要な四要素であり、これのどこかが欠けると他国から狙われてしまう。
が、本書が素晴らしいのは第1章から始まる、ASEAN代表センター代表の中島氏の話である。外交は外交官だけのものでなく、民間人も関与しなければならないという話であり、自身のビジネスの儲けもインドネシアとの外交につぎ込むという志の高さに感銘を受けた。

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