ライドシェアは試しに使ってみれば良いだけ
youtubeのおすすめ欄にライドシェア解禁希望の動画を見た後で、どうせ反対論が強くて出来ないのだろうと思ったので、典型的な反対論に対して、普段からUberや普通のタクシーを使う身として、どれくらいその批判が実際のライドシェアに当てはまるかを検証してみましょう。
ライドシェアへの批判①危ない
これはタクシー業界がライドシェアはいかに危険かというのを説明する資料から持ってきているわけですが、道路環境も交通環境も暴行事件の多さも違う日米比較という、大学のレポートだったら合格点もらえない、やってはいけないことなのですが、それは置いておいて、Uberはレーティングが有効なのか、台湾のタクシー比では圧倒的にUberの運転手は運転が丁寧です。ライドシェアへの典型的な批判は白タクだと素人が運転するから危ないという理屈なのでしょうが、Uberの星4から5の運転手と日本の普通のタクシーの運転手比較しても、腕の違いがわからないですね。
ライドシェアへの批判②「低所得化の負のスパイラル」
これは多分その通りで、ライドシェアは副業目的や下手したら暇つぶし、あるいは、車を慣らしたいために使うなんてのもありうるから、平均給与という意味ではライドシェアは平均値を下げるに決まってる。ただね、そもそも、ライドシェア推進派は現在のタクシー業界をなくせという人はほとんどおらず、ライドシェアという選択肢も入れろという話。さらに、今の時点でも日本のタクシー業界も貧困の真っ只中にいるから、差がない上に、はっきり言えば、日本のタクシーのサービスの悪さからして、ライドシェア導入後は一気にタクシー会社減るかも。逆に、批判①のロジックだと、プロドライバーは白タクと差があるはずだから、生き残れるのでは?
ライドシェアへの批判③「ブラックボックス」
あたかも既存のタクシーがブラックボックスがないかの語り口だけど、既存のタクシーなんて、ルートが運転手の選択次第でこれぞブラックボックスでしょうに。都内に住んでいた頃は車持っていなかったから、たまに自宅行きのタクシー乗っても実はルート間違ってたとか、少し遠回りされて損した気分になったとかは多かったですよ。ライドシェアだとどのルート通るかは事前にわかる分だけ、こういう気持ちにならない。
ライドシェアへの批判④「安定しない供給」
過疎地でのドライバー不足をライドシェア導入で解消ということに対する批判ですが、んー、例えば、埼玉でも千葉でも少し田舎行くと午後9時すぎたりすると、タクシー一台も捕まらないことが多いのだけどな。さらにいうと、一人いるかいないかのためだけに、運転手を待機させておくという涙ぐましい努力をするくらいなら、夜型人間が空いた時間に運転するというライドシェアでもいいのではという想いを強く感じますね。
疲れたのでここまでにしますが
結局、ライドシェアへの反対論をやると、既存のタクシー業界の問題点に行きつくような感じになってしまいますね。あと、とくに強調したいのは、ごく一部の極論言う人を除いて、既存のタクシー業界をなくせとは言っておらず、選択肢としてライドシェアも導入しろという話です。日本国民が使ってみて、ダメだったら生き残れないわけですからね。ただ、普通に使える環境にいるとわかりますが、とてつもなく便利なので、もう戻れないと言うのになってしまいますが。
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