野球のプレ-に、「偶然」はない / 工藤 公康【著】 - 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア (kinokuniya.co.jp)
本書の概要
西武、ダイエー、巨人、横浜と4球団を渡り歩き、その後は野球解説者、ソフトバンク監督で数々の栄冠を獲得した工藤氏が野球解説者時代に出した一冊。野球観戦するときに、こういう視点でみると面白い、ということを教えてくれるが、野球をある程度観ている人でないと楽しめない箇所が多く、内容が濃すぎる一冊でもある。
本書のポイント
鹿島アントラーズの小泉社長がサッカーファンの顧客構造として、①必ずサッカーをみる層、②日本代表の試合やワールドカップがあるときはみる層、③まったく興味がない層と大きく分けると3つの層があるといっていましたが、この本はまさに①向けの本です。
投手、捕手、打者、ベンチの29の視点から、色々とみるポイントを教えてくれますが、いかに初球ストライクを取るのが大事かとか、代打で出る打者はなぜ初球から振っていくのかとかわりと分かりやすい話もありつつ、投手の投球軸として縦軸と横軸があるとかベンチのどこからサインが出ているとかいい意味でマニアックすぎませんか?コアな野球ファンにこそおすすめの一冊でもあります。さすがの野球マニア。
余談
ソフトバンク時代の工藤監督といえば、短期決戦に滅法強かったのと、どんな試合でも試合が終わった後に、深々とグランドにお辞儀をするというのがとても印象に残っています。
あと、最近はやりのCHAT式の検索ですが、Bingに聞いてみるとこんな回答が来ました。