龍が如く７、新しい次元に到達

プレー時間にして、６０時間弱かけて、ようやくクリアした龍が如く７。PS５、インターナショナルバージョンです。

龍が如くと私

世代的にはPS２の龍が如くをやってもおかしくないのですが、初めてプレーしたのはPS３の龍が如く３。当時はリーマンショック後で定時上がりが当たり前という今から思えばいい時代だったし、今から見ればその時間で飲みに行ったりゲームしたりよりも他のことをしておけよとも思いますが、とにかく最初にプレーしたのは３。その後、ナンバリングタイトルは１、２を遡りつつ、リアルタイムで買ったのは４、スピンオフ的なエンドオブザデッドでしばらく打ち止め。仕事が忙しくなったのでPSをやる時間がなかったのですよね。この間は10年弱のブランクあり。
その後、例のコロナ禍となり、家にいる時間が増えたのでPS４を買い、５、６、キムタクが如くことJUDGE EYESをAmazonのセールで大人買いをしたのですが、キムタクが如くがあまりに面白くてやり込んだ一方、５はどの話も気が乗らず、ほとんど飛ばして２０時間でクリアという状況です。なので、６はやってないのですが、7を先にやったという状況。

龍が如く７が行ったこれまでのシリーズからの大胆な変更

本作はこれまでのシリーズから大胆に変わっています。変更点はBingが以下にいう通りです。

『龍が如く7 光と闇の行方』は、シリーズの新たな試みとして、いくつかの重要な変更が加えられています12。ジャンルの変更：『龍が如く7』は、シリーズ初の「ドラマティックRPG」です1。これまでのシリーズは「アクションアドベンチャー」が主流でしたが、『龍が如く7』ではバトル部分が従来のアクションではなくRPGのコマンド式に変更されています12。
新しい主人公：『龍が如く7』では、新たに「春日一番」が主人公となります1。これまでのシリーズでは「桐生一馬」が主人公でしたが、『龍が如く7』では春日一番が主役となり、彼の視点から物語が進行します1。
新しい舞台：『龍が如く7』の主な舞台は、新たに登場した横浜の「伊勢佐木異人町」です1。これまでのシリーズでは東京の神室町や大阪の蒼天堀が主な舞台でしたが、『龍が如く7』では新たな街が舞台となります1。
新しいゲームシステム：『龍が如く7』では、新たなゲームシステム「ライブコマンドRPGバトル」が導入されています1。これは従来の喧嘩アクションとRPGコマンドシステムが融合したもので、バトルの進行が大きく変わります1。
以上のような変更点がありますが、それぞれの詳細については公式サイトや攻略サイトを参照してください12。

Bingとの会話

これだけ変えると絶賛か酷評かになりがちですが、龍が如く７は最高傑作です。龍が如くは最初の作品を除き、シリーズを重ねるごとにラスボスが小物化、さらにそこまでの展開がしょうもなさすぎる、というシナリオ構成上の大問題があるのですが、７はこれまでの登場人物や過去の言動に縛られなくなったことから、ラスボスがラスボス然としています。

登場人物の描き方が現実感しかない

が、それ以上に、まずはなんと言っても。主人公がこんな純心な人いるの？というくらい、それでいて鼻につかない、いい人間。さらに、主人公を支える味方側の人間も、それぞれの葛藤を抱えつつ、春日一番についていくというのが、プレーヤーに近い実在感がある。これはゲームの登場人物の描き方で難しいところを狙って、かつ、ゲームキャラとしても成立させてるギリギリのところだと思うのですよね。あまりに現実の人間に寄せてしまうと、そもそもチンピラとかヤクザと喧嘩できないし、かといって、桐生ちゃんくらい強くしてしまうとあーゲームの中の人ねってなりますからね。

プレー時間が５０時間を超えた理由

『龍が如く7 光と闇の行方』には、以下のようなミニゲーム（プレイスポット）があります12：会社経営：物件や人材管理などを行い、成り上がりを目指す経営シミュレーターゲーム1。
バトルアリーナ：敵とのバトルをくり返して、大量の経験値とお金を稼げる1。
スロット (パチスロ)：実機さながらのパチスロを楽しめる1。
ドラゴンカート：アイテムと障害物が設置された横浜市街地を舞台に、8人で順位を競い合うレースゲーム1。
サバイバル缶拾い：自転車に乗って、コース上に落ちている空き缶を集めるゲーム1。
資格学校：春日の人間力を効率よく上げることができる1。
名画座：映画上映中に襲ってくる睡魔を撃退し、眠らないようにする反射神経ゲーム1。
キャバクラ：入場料、指名料、飲食代を支払い、男性の仲間キャラとの絆を深めるミニゲーム1。
カジノ：ポーカーとブラックジャックの2つのゲームが遊べる1。
ゲームセンター：UFOキャッチャーの他、ヴァーチャファイターやファンタジーゾーンといったレトロゲームを遊べる1。
バッティングセンター：飛んでくる球の位置を読んでバットで打つミニゲーム1。
ゴルフ：打ちっぱなしで景品ゲット1。
将棋：一般的なルールの将棋を遊べる1。
麻雀：一般的なルールの麻雀を遊べる1。
ダーツ：対戦した仲間との絆ゲージが上がる1。
カラオケ：流れてくるノーツに合わせてボタンを押す音ゲー1。
賭場：こいこいとおいちょかぶの2つのゲームが遊べる3。

詳細な攻略情報は、公式サイトや攻略サイトを参照してください12。.

Bingとの会話

このシリーズで豊富なミニゲーム。この中でも今作初登場の会社経営が面白すぎて、延々とプレーしました。このミニゲームをやると大量の現金と最強の極を覚えることができ、さらに仲間が一人増えるので、ゲームの攻略に大幅な影響を与えるのですが、株価一位達成後も定期的に会社経営やってましたね。
あとは資格学校。これはクイズ５問のうち３問正解すればいいのですが、どれも難しかった。
これらのミニゲームの他にも、地下ダンジョンがあって、そこでもレアアイテムが入手できたりします。が、この地下ダンジョンは構造的にどこ進んでいるかわからない上、敵が結構硬いのでここで時間取られましたね。
そういえば、今回はキャバクラ行かなかったな。４だと、売れる前の壇蜜さんが本名でいるというのがいい思い出ですね。

難易度調整は不要

今までのシリーズものは難易度選択ができたのですが、今作はありません。が、普通に進めます、１２章までは。１２章で出てくる、例の兄さんとの時はレベル上げが必須。そこを超えればもう余裕です。私は５７くらいでラストダンジョンに入りましたが、ラスボスとその手前のボスが弱すぎでした。これは誰でも楽しめますね。

龍が如くが新しい次元に到達したことを感じる作品

ということで、まだまだあと５０時間くらいはやり込めるゲームですが、この時点でも、過去作品と比較して、一番いい作品です。キムタクが如くと同率首位というところですが。
キムタクが如く以降、ヤクザ任侠物から離れつつ、昔の良さを残した作品作りに成功したように見える龍が如くスタジオ。まもなく発売される８も楽しみですし、７には外伝もあるので、やるべきゲームがまた増えました。その前に、キムタクが如く２こと、『LOST JUDGMENT：裁かれざる記憶』をやっているところなので、８までたどり着くのにどれくらい時間がかかることやら。

#全力で推したいゲーム