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新規事業を担当しているとは言いつつも、世の中にない新しいものを担当することもあれば、ありふれた珍しくもないことをやったりもしています。

1年で10個くらいやりますと言いながら、早3ヶ月くらい。
ペース的には良いものの、細々とした案件で回数を稼ぐのもいかがなものかと思ったりします。

その旨を上司に相談して見た所、特に気にしなくて良いという言葉が返ってきました。
1つ目の案件がまったく期待をしていなかったのにも関わらず空前絶後のヒットを飛ばしてしまい、おまけに社内の色々な人のフォローも入って想像もしない大規模な結果を生みました。
元々、その案件はなんとなくやってみようという事で始めたものなのでその案件を思い出そうという話をされました。

自分では小さいと思っていても、転がしてみると大きな雪玉にもなったりします。
個人的には運が良かっただけだとも思うのですが、曰く、運を引き寄せるためには行動するしかない、とのこと。
今やっている眼の前のことが最初の案件と同じように大きな雪玉になることもあるので、とりあえずやってみようという話をされました。

あれこれと文章を書いては書いてはいますが、僕だって毎日悩みながらあれこれと頭を捻っています。
そして、基本的に自信なんかはないわけです。
新規事業ということで、他に人にとっては簡単なことでも僕および僕の部署としては始めての試みですから。
未開の地を突き進みながら学びをためたり、たまに大きな案件に成長したり、ある意味ではきちんと失敗してそこからの学びを得ることも大切なのでしょう。

また、もう一つ言われたのが。
1案件目の実績があるからというのもあるかもしれませんが、とにかく僕みたいに0to1が出来る人は本当に少ないとという話を聞きました。
1を10や10を100に出来る人が多い中、0から1を生み出す人は本当に珍しいと。
ある程度、成果が出ることが分かってしまえば専門家を雇えばいいけれど、実際に0to1に出来る人が少ないらしいです。

おまけに、ある意味で無謀とも言える「12ヶ月で10個新しいことをやる」というのを僕が言った時に自分を追い込む精神力が凄いと思ったようです。
個人的にはOKRに則って「これをやったらムーンショットだろう」という意味で、10個新しいことをやると言い始めました。
それは他の人にとってもムーンショットに見えるし、そのムーンショットの前では一つひとつの小ささは気にならないようです。

もっと上の上司に僕のやったことが如何に意義があったかを伝えるのは、逆に簡単とのことでした。
1年で1個新しいことを当てるのだって難しいのに、既に当てていて、その上9個も別に新しいことをやろうとしているからだそうです。
仮にこれが6,7個で止まったとしてもそれはそれで役員たちにいくらでも魅力的に紹介できるとのこと。
確かに、言われてみれば僕が同じ立場だったら紹介しやすいなと思いました。

僕が所属している部内全体では、安定した収益基盤がありつつそこで稼いだお金を別の分野に投資しています。
投資ですから簡単に成功することはないということは織り込み済みです。
その場合、1,2個肝いりの事業を試して失敗してしまうより、10個もやってみれば1,2個は小ヒットはあるだろうし、どれも微妙だったとしても学びはあります。
上司からは「何もしないことことが問題」と良く言われるのですが、その通りだと思います。
なんでもかんでも無作為に動くのは得策ではありませんが、思いつくことは時間の許す限りどんどんやった方が良いなと改めて再確認しました。

ちなみに、書きたかったのは
・0to1ができる人間は少ないためそれだけでバリューが出る
・こんな文章を書きながらも毎日悩んでいる
ということです。

こういう文章を書いていると、受け手は見える範囲でしか判断できないためさぞやうまく言っていると思われがちですがそんな事もないです。
毎日毎週毎月、何度も同じようなことに悩みながら、それでも前に進もうとしている訳です。

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