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830日経って推しが死んでいたと気付いた話(FGOオリュンポス13節の内容に触れています)
2020年4月9日とは何の日であるか? いろいろな記念日などもあるだろうが、スマホゲームFate/Grand Order(FGO)の最新章(2部5章オリュンポス)の配信日である。
そしてまた、830日に及ぶ私の悪あがきが終わった日である。
私のTwitterアカウントのフォロワー以外はほとんどが「何のこっちゃ」という話であるから、(自分の整理も込めて)簡単に説明すると、2017年12月26日に登場し、同年12月31日から生死に関する明確な描写のなかったキャラクターの死が、シナリオ内(13節)で間接的に言及されたのである(今はいないはずの人と主人公がコミュニケートするシーンで、彼が出てきた)。
彼の名はダストン、ゲーム内では「カルデア技師」として表示されているモブキャラクターだ(13節を経た今、彼をモブキャラクターと断言していいのかわからないが……)。
ダストンについてはかつて簡単に紹介したツイートがあるのでよければ見て下さい(CP表記ありますが、内容としては関係ないです)(ちなみにこのツイートのあと、バビロニアアニメなどで情報が追加されています)
春コミでマリダス合同誌を出すにあたって、「『ダス』がわからない」という人がいるかと思うので『ダス』はこいつですという画像を作りました(少しだけFGO2部序のネタバレあります)
— シュレディンガー終わりました@信綱合同誌(通販中!) (@nktu_pdu) February 19, 2019
この人がマリダスのダスです。 pic.twitter.com/jg4B6abIDQ
まあ元々、12月31日の時点で、「死んだのでは」と囁かれていたし、シチュエーションとしては死んでいてもおかしくなかったのだが、同時期に3人のモブがグラと名前つきで登場しており(シルビア、ムニエル、そしてダストン:ムニエルの名前は1.5部で既出だが)、このうち2人(シルビア、ムニエル)が生きていることは確認できたので、1人だけ何の言及もなく死んだというのはおかしくないか? と、生きているかもしれないと考えてきた。
まあ。
実際のところは。
死んでたんですけどね。
12月31日に。
は~~~~~~~~~~~~~~~~~。
淡々と何があったか、を書こうかなと思ってたけど、やっぱり無理だな。
あーあ、死んでたんだなあ。あの日に。彼は。
そうかぁ。
私が13節をプレイしたのは4月11日だったので、あれから一週間以上経っているわけだが、なんかまだ、現実感ないなあ。
もっと詳しく言えば、「ああ、彼はいないんだな」という胸に迫る実感と、「よくわかんないな」というぼんやりとした気持ちが交互にきている。
それにしても。
2017年12月31日→2020年4月9日=ちょうど830日。19,920時間。1,195,200分。71,712,000秒。私は、彼が生きていたと思い込んでいたんだなあ。取り戻せないなあ。
取り戻せたとして、何ができるというわけではないけど。
何もできませんけど。
――別に生きていても死んでいても、それはストーリー上の采配であって、生死自体はどっちでもよくて、ただ、「私が間違っているかもしれない」という気持ち悪さが嫌なんだよな、と、830日ずっと思ってきたけど、こうして彼が死んだと聞かされた今は、私はやっぱり彼に、生きていてほしかったんだなと気付いた。
それは完全にエゴで、状況的に、彼にとって生き延びることがいいことであるとは決して言えないけど(あそこで退場した方が、彼としては苦しくなかったかもしれない)、私は彼が話すところが見たかったし、彼が感情をもって動くところが見たかった。
そういう意味では、オリュンポス13節でダストンの台詞を(正確にはダストン自身の台詞ではないのだが)たくさん見ることができて、とても幸せだった。
しかも、「きっと彼はこういう感じだよな~」と私が解釈していたのと大体あっていたので、喜びというか、自分のなかですっきりと腑に落ちて、主人公(マスター)のなかで彼が、私の想像していたより親しい人だったことがわかって、幸せだった。
幸せだった、嬉しかった、そこにいるのは私が好きなダストンだったから。
モブキャラクターだし、800日以上、その後の安否が出てこないのは、忘れられているせいかもと思っていた。バビロニアアニメには出たけど(顔がいいダストンを見るならバビロニアアニメがおすすめです、ブルーマウンテンで情緒をぐちゃぐちゃにしよう!)、それは名前のあるスタッフが3人くらいしかいないからだと思ってた。
でもそうではなくて、ちゃんと彼は、カルデアのスタッフの一人として、人生のある誰かとして、確かに居たんだ、そう思わせてくれる13節だった。
だからこそ、私は悔しい。どうして彼が830日前に死んでいることに気付いていなかったのかと。
(多少の誇張はありますが)私が唯一読み間違えたところは、そこだった。
大きすぎる誤謬だ。大きすぎる瑕だ。
まあでもそこには、私の希望があったのだから仕方ないか。
生きていてほしかったんだもんな。
彼が生きてるかもしれないという証拠?を求めて、いろいろやったなあ。
ロストルームのBlu-rayについてたブックレットのなかに彼の気配を探したし、
2部序がボイス付きで振り返れると聞いたので、もしやシャドボのスタッフが喋るかもしれないと考えていそいそとアニメジャパンに行ったし、
2部が更新される度にドキドキしながら進めていたし、
参加条件が2部以降のイベントでもドキドキしながら進めていたし(大奥のマシュが言った「魔術師以外の人もいるんですよ」という台詞は、これはダストン確定だ、と思ったのだが、そんなことはなかった)、
バビロニアアニメのスタッフへの質問としてダストンのことを送ったし(採用されなかったが)、
バビロニアアニメで彼が喋った回のスタッフロールで号泣したし(席も特定したし)。
席を特定したときのツイートはこちら
【検証しました】日曜日の貴重な三時間を使って、バビニロニアアニメで、我が最愛のスタッフ、ダストンがどの席に座っているのか検討しました。
— シュレディンガー終わりました@信綱合同誌(通販中!) (@nktu_pdu) March 8, 2020
おそらくここだ!!!! 多分!!!!!! pic.twitter.com/0X0JJ9DN4Y
2部3章くらいから、全然彼が出ないことが苦しくて、徐々に心が削られていって、少しばかり公式のことを恨みそうになったけれど、どこかで適当に明示されたら恨んでやろうと思っていたけど、オリュンポス13節は、本当に「ああ、そうか」って肩の力が抜けて力なく微笑んでしまうような感じで、公式を全然恨めない。ただ、私のふがいなさが募るばかりだ。とても小さな虚無を、うなじの後ろに感じるくらいだ。
あと、フォロワーさんが、「ダストンさんいなくなってしまった」と嘆いてくれたことがすごく嬉しかった。あなたの愛情は本物ですね、と言ってくれたこともすごくすごく嬉しかった。私が全然知らない人が、私のツイートをたまたま見て、同情してくれたことも嬉しかった。私が全然知らない人が、ダストンさんの死を悲しんでくれていたことが嬉しかった。
こんな風に言うのはおかしいかもしれないけど、ダストンさんを好きでよかったなあと思った。わー、また泣けてきてしまった。
最後に、ちゃんと言えてなかったけど、私はダストンさんのことが今でも好きだし、これからもきっとダストンさんのことを考えてしまうと思う。
私はまだあなたの人生で知らないことがたくさんあるけど、とにかく、あなたがいてくれてよかった!
はー、気持ち悪い文章だけど、ちょっとは心がすっきりしました。
カルデアを家のようなものと言っていたあなたが、どうか2017年12月31日以降、穏やかに過ごせていますように。
(たぶんまだしばらくは、ふと一人で泣いてしまうんだろうな。)
ちなみに、13節のカルデア技師(ダストン)の各台詞について、語りまくったツイート(privatter)はこちらです↓ (本当に、よかった……)
オリュンポス13節の例のあれに関して、各シーンで思ったことをまとめました!!!!画像3枚です。パスワードつき公開にしてます。
— シュレディンガー終わりました@信綱合同誌(通販中!) (@nktu_pdu) April 12, 2020
13節 https://t.co/pUdmOXWRBu
すっきりしたけど、冷静に見ると気持ち悪いなこれ……。
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