「ここでは『呪い』を研究しています」あらすじ
国立大学で物理学を専攻する大学院生、滋丘葛葉(23歳)。彼女が所属する研究室のテーマは「呪い」である。
ある日、葛葉は研究室の責任者・湯川桜子教授らと一緒に藁人形に釘を打ち付けたときのエネルギーを観測する実験を行った。実験から一週間後、湯川は「呪力に関する重大な発見をした」と研究室のみんなに告げる。そして、同時に呪い代行を家業とする実家から連絡が入る。
――「呪力…呪いの仕組みを解明されるのはまずいと、同業者たちが湯川教授を"呪い殺す"つもりみたい」。
次々と送られてくる呪い