202301某日

専門学校時代の友達と恵比寿の東京都写真美術館へ。お金がないのでもちろん自転車で。野口里佳の展示を見る。「不思議な力」を持つものとされた写真たちを眺めていると、ふと、ドラえもんが実は少し宙に浮いているという設定だったことを思い出す。「不思議な力」と「すこし・不思議(SF)」。日常をすこしずらした視点から見ることによって見える、(見えない)もの。重力のくびきを逃れるために必要なものは軽やかさであって、空を飛ぶためには飛行機ではなくパイロットスーツあるいはタケコプターがあればそれだけでいいのだということ。そんなようなことを駅前のサイゼリヤ(恵比寿のオアシス)で話したような話さないような。

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