20220311 ゲット・バック

20110311から10年。10年は長い。
ここ1週間くらいほぼ毎日夕飯を食べながらちびちびと見ていたビートルズのドキュメンタリー映画『Get Back』をついに見終わってしまう。完全に生活の一部となっていたのでさみしい。ポール・マッカートニーという人は本当に身体から音楽が溢れ出るような人だったのだけど、対照的にジョン・レノンという人は全然音楽的な人間ではないように見え、だからこそあのような名曲の数々を作れたのだ、ロックという音楽がこれほどまでに魅力を持って20世紀後半の世界に広まったのは作るのに大して音楽的な才能が必要ないからだ、それこそがロックという音楽の音楽的な豊かさなのだ、などといった逆説的な考えが頭に浮かぶ。それにしても、ジョージ・マーティンのかっこよさといったら!

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