先ばかり見る代償と今しか見ない危うさ

つねに先のこと、自分の将来を考えて動くことは未来の自分を快適な位置に導いてくれる

受験を頑張った結果、学生として自由な生活を楽しめる
就活を頑張った結果、経済的自立と安定した生活が得られる

少しだけ我慢して苦いものを先に味わって
後からたっぷり甘い蜜を吸う

賢い動き方

でもその代償は、、？

頑張っている最中はいい

達成した後が問題
抜け殻になり
しばらく何も手につかなくなり
何が楽しかったかもわからなくなっている

一生分の頑張りを使い果たしたかのように枯渇して
そこから回復するのに時間を要する

結局
余力を残しながらやらないと
ボロボロになって
つぎに頑張ることができなくなる

損得勘定で物事や時間を図るようになり
ムダは切り捨てたくなり
今を楽しめなくなり
つねに先のことを考えてしまう
病に陥る

でも
逆に目の前のことだけ楽しみすぎると
素直に怠けすぎると

当然だけど

あとからきつい

厳しい状況に追い込まれる　　

とりわけ日本では

レールから外れると

選択肢が狭まるし不利になる
どん底も経験しかねない

レールに乗っておいたほうが安牌で
ある意味楽に生きられる
流れに乗って社会の恩恵を受けられる
仕組みに従っておいたほうがイージーモード

私は受験で前者
就活で後者
の失敗をした

両極端すぎたのだ

自分の好きなことはつねに意識しながら
好きや楽しいの感覚を忘れない/失わない程度に頑張って二度と戻ってこない瞬間は大事にしながら同時に
自分の足で生きていくこともちゃんと考える
そうじゃないと
身近な人に迷惑をかけることになる
惨めになる

と

過去の自分にそう伝えたい

でも

唯一後悔してないこと

中学の頃はムダに遊んだ

その無駄と見えるような時間を共に過ごした子達は

大人になって子どもができた今でも
最も一緒にいて落ち着くし楽しい

あの濃密でもなんでもないただ一緒に長い時間を過ごしただけの中身のないどうでもいいような時間がそういう関係性や空気感や親密さを醸成してくれた気がして

無駄は決して無駄とはいえないのであると強く思う