PaperBagLunchbox 全作品配信
初めに
2001年から活動し、2006年にデビュー、2011年に解散した、その昔僕のやっていたロックバンドの作品が配信でリリースされることになりました。
バンドは解散していて、レーベルにも名前はないので、特設ページの代わりにこちらにエントリーとして残します。個人的な気持ちはインスタに少し書いてます。
https://www.instagram.com/nakano_emerald/
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NEWS!!
2006年にアルバム「ベッドフォンタウン」でインディーズデビューし、5年間の沈黙の末、2011年に「Ground Disco」を発表。その後ツアー中に突然解散した幻のロックバンドPaperBagLunchbox。彼らの全作品がカナイヒロアキ/益子樹のリマスターでサブスクリプション配信が決定。本リリースに合わせ「Watching you」のMVを再公開、メンバー全員のコメントも掲載。
2011年4月突然の解散と共に忽然とシーンから姿を消したロックバンドPaperBagLunchbox。当時CDのみの発売だった為、幻となっていた彼らの33曲4作品が12年の時を経て全曲サブスクリプション配信されることが決定した。作品はそれぞれリマスター盤として再リリースする。2006年の鮮烈なインディーズデビュー作「PBLEP」「ベッドフォンタウン」を本作のプロデューサーであるカナイヒロアキ氏(初期スーパーカーのプロデューサーでaMの主宰で知られる)自らの手によってリマスタリング。公式リリースのない長い沈黙の後、急遽ライブ会場限定で発売された2nd Album「Lost & Found ~2006-2010~」と、その後間を開けずに発表され、ラストアルバムとなった加藤孝朗による総合プロデュースのコンセプトアルバム「Ground Disco」の2作品は、ROVOやDUB SQUADの活動で知られる益子樹によってリマスタリングが施された。残存する唯一のMV「watching you」をwonderground musicのyoutubeチャンネルにアップ。本リリースの為に今は散り散りになったメンバーよりコメントを集めて掲載している。
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【watching you MV】
【PaperBagLunchbox バンドプロフィール】
2001年、大阪芸術大学の音楽サークルにて、当時1年生で同級生の4名、中野陽介(現Emerald Vo)、恒松遙生(key)、倉地悠介(B)、伊藤愛(Dr)によって結成される。
2006年にROVOや当時七尾旅人などをリリースしていたwonderground musicより1stEPとアルバムでインディーズデビュー。SUPERCARのプロデューサーであったカナイヒロアキ氏をプロデューサーに迎え「PBLEP」「ベッドフォンタウン」をリリース。Snoozerなどで特集され、田中宗一郎にして「フィッシュマンズとシガーロスをつなぐミッシングリンク」と評されるなど、大きな話題を呼ぶ。syrup16gの企画でshibuyaAXに出演など、これからという場面でバンドは突如停止、5年もの間地道なライブ活動をするのみにとどまる。5年の月日が経った頃に、ライブ活動で磨き上げた楽曲を2ndアルバムとして会場限定でリリースし、全国ツアーを開始し好評を得る。その後間を開けず完全新曲のみで構成された3rdアルバム「Ground Disco」をリリース。キーボードの恒松をバンマスにし、バンドをデビューへ導いた加藤孝朗氏自らがプロデューサーとなる形でコンセプチュアルな楽曲の制作とライブを展開。長期のツアーを敢行するも、震災などを経てバンドは空中分解。札幌での2デイズを最後に、ツアーファイナルを迎えぬまま突如解散を発表。当時、Webメディアにてバンドをルポルタージュした長期連載「音楽を、やめた人続けた人」が話題を呼んだ。
【アーティストコメント】
バンドバブルの末期に、脆弱な心と体で挑んだ音楽の世界。思い返せばもう前世の記憶のような、、。苦々しい思い出とセットのはずの全33曲。しかし10年も経てば響きは変わってくるものです。1st EPと1st Albumをストリーミング配信に耐えうるサウンドにアップデートしてくれたカナイさん。当時は表現しきれなかった本来のバンドらしさを削り出してくれた益子さん、そして配信を許可してくれたwondergroundに心から感謝します。Emeraldの僕しか知らない人にも、また、当時僕たちを愛してくれたファンの皆様にも、届きますように。
これで僕の関わった曲は全て、アクセスできる状態になりました。再び再生してもらえたなら、あの音楽に全てをかけたナカノヨウスケの10年間分の人生が少しだけ報われる気持ちです。
Vo.Gt 中野陽介
just the Two of Us進行(丸の内進行)とも呼ばれるコード進行。文字で書くとスルーしてしまう人もいるかもしれないですが、音で聞けば、ほとんどの人はわかるはずです。
PBL無き後の日本の音楽シーンにおいて、爆発的に流行ったからです。極端に言えば、今も流行っています。このコード進行。「個人的」にはめちゃくちゃPBLっぽいなぁと勝手に思っています。2023年の今も。
・・・「思っている」のに、PBLにこのコード進行の曲は存在していません。
僕はPBLのバンドの構成上、自然とコード進行やコードの選択をする立場でした。つまり、just the Two of Us進行(丸の内進行)を僕は選ばなかったのです。要するに、当時の僕の「個人的な拘り」で選ばなかった訳です。
「個人的な拘り」。PBLという音楽は、4人のメンバーの個人的な拘りのみによって作られています。
1stアルバム「ベッドフォンタウン」。例えば僕の場合だと、歌はボーカルのみにしたいから出来るだけハモりをつけたくない、トニックコードはなるべく使いたくない、などの「個人的な拘り」がありました。その後、空白の5年を経た後の2ndアルバム、3rdアルバム。作風は変わっていますが、メンバーそれぞれの「個人的な拘り」であることに変わりはありませんでした。PBL4人だけでなく、PBLに関わった人たち全員が「個人的な拘り」のみで突き進んだPBLプロジェクトだったのかもしれません。
「個人的な拘り」・・・1人による行動においては当たり前の事ですが、バンドやチームとなると途端にそれを突き通すことが難しくなります。しかし、PBLはその難しさを純度100%で作品化しました。もちろん、たまたまです。メンバー4人が出会ったのもたまたま。偶然、という言葉がありますが、ここは「奇跡」と表現させてください。PBLは「奇跡のサウンドトラック」だったと僕は思っています。「個人的」に。今回、いろいろな方々のご尽力により、PaperBagLunchboxの全てのスタジオ録音作品が遂にネットにログオンとなりました。「奇跡のサウンドトラック」。今の時代に結構面白いと大真面目に思っています。僕もサブスク環境で聴くのが楽しみです。
Keyboard & Noise 恒松遙生
10年以上前の曲がサブスクで聴けるようになるなんて驚きです。
今回楽曲を蘇らせてくれたカナイさん、益子さんに感謝!!
ぜひ聴いてください。
Ba. 倉地悠介
まさかまた改めてリリースされる日が来るなんて、思ってもみませんでした。
おひさしぶりですの人にも、はじめましての人にも。
たくさんの人のお耳を拝借できればいいなぁ、と思っています。
Dr.伊藤愛
【作品情報】
『PBLEP』
Release: 2023.11.15 Format: Digital
Label: wonderground music
オレンジ - 2023 Remastered -
スライド - 2023 Remastered -
雨 - 2023 Remastered -
藍時 - 2023 Remastered -
『ベッドフォンタウン』
Release: 2023.11.15 Format: Digital
Label: wonderground music
1.さよなら日和 - 2023 Remastered -
2.スライド(album ver.) - 2023 Remastered -
3.5度 - 2023 Remastered -
4.ふらつく夜の - 2023 Remastered -
5.ひとりぼっち - 2023 Remastered -
6.partyはつづく - 2023 Remastered -
7.オレンジ(album ver.) - 2023 Remastered -
8.~box202~ - 2023 Remastered -
9.夜明け - 2023 Remastered -
10.水中飛行 - 2023 Remastered -
11.藍時(album ver.) - 2023 Remastered -
『Lost & Found ~2006-2010~』
Release: 2023.11.15 Format: Digital
Label: wonderground music
1.アコースティックボート - 2023 Remastered -
2.さよならメトロノーム - 2023 Remastered -
3.メロウゴーラウンド - 2023 Remastered -
4.オフ - 2023 Remastered -
5.ワンダーサラウンド - 2023 Remastered -
6.ユキノハラ - 2023 Remastered -
7.ティコ - 2023 Remastered -
8.おやすみ - 2023 Remastered -
9.朝だよ - 2023 Remastered -
『Ground Disco』
Release: 2023.11.15 Format: Digital
Label: wonderground music
Ground Disco - 2023 Remastered -
アーバンソウル - 2023 Remastered -
watching you - 2023 Remastered -
キスレイン - 2023 Remastered -
VELVET - 2023 Remastered -
月のまばたき - 2023 Remastered -
明け星 - 2023 Remastered -
オレンジ2011 ver. - 2023 Remastered -
マイムを踊れ - 2023 Remastered -
ストップ - 2023 Remastered -
帰れない街 - 2023 Remastered -
運命の丘 - 2023 Remastered -
【アーティスト情報】
Vo.中野陽介(Emerald / ex.PaperBagLunchbox)
X(Twitter) : https://twitter.com/nakanoyosuke
Instagram:https://www.instagram.com/nakano_emerald/
Key.恒松遥生
X(Twitter) : https://twitter.com/nakanoyosuke
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