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経時

人間の感情についての話を

色々な外的要因によって、人間の感情は日々変化している
だから、昨日は元気だった人が今日は一転突然悩んでいたりする

人間の思想や言葉は生モノである
過去の思想や言葉は年月が経つと死ぬ

つまり、10年前のあなたの考えと今現在のあなたの考えは違う

それは当たり前で、

僕がなんとなく時間を浪費してる間にも、僕の知らないところでみんなも自分の大切な時間を効率的に消費している

僕が今こうやってなんのタメになるかわからないような日記をひたすらキーボードで叩いている間にも、ある人はどこかで勉強をしているし、ある人はどこかで映画を見ているし、ある人はどこかでサッカーをしているし、ある人はどこかで買い物をしているし、ある人はどこかで仕事をしているし、ある人はどこかで子育てに奮闘しているし、ある人はどこかで好きな人とデートを楽しんでいるし、ある人はどこかで昼寝をしているし、ある人はどこかでなんの生産性もないスマホゲームをしている

自分以外のところでも時間は平等に流れているので、自分が見てないからと言って他の人は何もしてないわけではない

これは人間誰しもがよく錯覚してしまうとても大事な盲点で、つい僕らは自分の主観のみで世界を過ごしがちで、自分が見えないところの世界では時間がストップしているように感じる(普通は他の人の主観まで気を回さない)

要するに自分の世界に入り込んでしまうと他の人の世界は意識から消える

10年前に尊敬していた人、10年前に好きだった人、今はその頃と同じ人では無い

だから10年後の今、その人に再会しても昔よりさらに好きになっているかもしれないし、逆に今は嫌いになっているかもしれない

ただ言えるのは、人間は誰しも日々少しずつ成長しているということ

お日様を1時間くらいずっと眺めてても全然動いてることに気づかないけど、ちょっと見て1時間後に戻ってきてもう一回見たら明らかに太陽の位置は移動している

僕だって、10年前に言った言葉は今の僕の言葉では無い

僕は10年前はタバコを吸う女が大嫌いだったが、今はタバコを吸っている女の方がむしろカッコよくて好きである

過去の日記や記録や作品などを読み返すといつもこういうことを身に染みて感じる

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