命で買いもの【超ショートショート】#35
深夜の時間帯にだけ開くスーパーマーケットがある。
このお店にはありとあらゆるモノが売っているが、
全てお金では買うことができない。
ここでは自分の寿命…つまり命の時間と引き換えに
モノを手に入れることができる。
例えば、もやしなら30円ではなく30秒、
アルコール飲料350ml缶なら300秒分の命の時間を切り売りし
購入するといったシステムだ。
もちろん自分の寿命がいつ尽きてしまうのかは当人にはわからないが、
購入すればするほど自分の人生は短くなっていく。
(完)
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今回の作品ができるまでのワークシート
↓
久しぶりに超ショートショートを書きました。
まだまだストーリーとして展開できそうな
余地がありますが…いったんアップ!
あと展開できそうなアイデアとして
・このスーパーはどこにあるのか
→もしかしたら神出鬼没で全国どこにでも現れるのか
・値段(ここでは時間)の決め方
・実際にどういう風に購入するのか
(イラストでは指紋認証のようなシステムで
支払う度に生命線が短くなっていくみたいなことを考えました)
・どのような人たちが従業員なのか
・モノ以外にも職業や仕事のポジション等が売られている。
→たまに政府の不祥事で重要ポストが1枠売られていたり…
→急募ならSALEがかかるとか?
重要ポストにつくには
引き換える時間は多くなるが
お金も適性も不要なシステムかな?
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