第33回 剰余価値(Mehrwert)、その1:マルクスの理論とMMTのそっくりなところ
「資本論-ヘーゲル-MMTを三位一体で語る」の、第33回。
このシリーズ、しばしば「次回は○○について書こうと思います」と言いつつも、蓋を開ければ別の話題に移っていがちなわけですが、今回もそんな感じで。
ええ、忘れているわけではないんですが。
資本論 - MMT - ドイツ観念論の三位一体のうち、ドイツ観念論を背景に下げて「資本論とMMT」という枠組みで、正面から少し何かを語っておきたくなったのです。
マルクスの歴史的な貢献は、唯物論的な歴史観の発見と、剰余価