第四十三回 「愛しているパートナー」を別の言葉で表すなら?

いつものことといえば、いつものことなんだけども、
狙って書くと絶対にもらえないよな……
難しいnote。

今日は先ほどまで読んでいた本の紹介と、
ちょっとした言葉探しをしてみました。
日本語も奥が深いですが、
世界の言葉も奥が深くて溺れそうだ。

1.「オレンジの片割れ」


ちょっと海外の言葉にどれくらい動物が使われているか知りたくて、
世界の動物が関わる言葉が掲載されている本ってないかな~と探していたところ、
『誰も知らない世界のことわざ』という本を見つけ、図書館から借りて読んでいました。以下詳細です。

Amazon:誰も知らない世界のことわざ
著:エラ・フランシス・サンダース
訳:前田まゆみ

もちろん狙った通り、数々の動物に関することわざや言い回しなどが掲載されていましたが、
その中に、「オレンジの片割れ」という言葉がありました。
これは、スペインの言葉で「愛しているパートナー」を指すことばとのこと。
切ったオレンジの切り口に同じものはないことから、
そのように言い表すそうです。
なんというか、とってもロマンチックな言い回しですね。
じゃあ、日本なら何て言うでしょうかね。

2.日本で「愛するパートナー」の言い回しを考えてみる


○ハマグリ
平安時代に「貝合わせ」という遊びがありました。
(Wikipedia:貝合わせ
同じ貝(二枚貝)からでた貝殻には同じ絵を描く。
その貝の絵が描いてある内面を伏せて、同じ絵を探すという遊びです。
簡単な神経衰弱ですね。
ここでの貝はハマグリが多いそうですが、
なぜ貝なのかというと、二枚貝の貝殻は必ず一対となり、
同じ形で合わさるようになっているからだそうです。
つまり、ほかの貝殻と合わせようにも合わない。
そこから夫婦円満の象徴ともされ、嫁入り道具にも使われるようになった……とのこと。
このあたりはたぶんちゃんと調べれば出てくると思います。
とはいえ、夫婦円満の象徴、ふたつでひとつのイメージといえば、
日本ではハマグリかなあと思います。

○蓋
「夫婦円満 たとえ」で検索したところ、
こんなことわざが出てきました。
「合わぬ蓋あれば合う蓋あり」
どんな入れ物でも、合う蓋と合わない蓋があることから、
男女の仲も合う人も合わない人もいる、という意味合いになるそう。
ことわざ辞典より)
とはいえ、「君は僕の蓋だ!」とか「私を蓋として合わせて!」っていうのは、
なんというか、あんまりいい響きじゃないかもしれませんね……

○みかん
理由:オレンジに似ている。笑
オレンジの切り口が違うならば、みかんの切り口も違うはずだ。
みかんの片割れ……なんか字面がとてもかわいいですね。

○そのほか
「僕が地球で君が月、ぼくたちは引かれあっているのさ……!」
ちなみに最近プレイしたゲームにあったセリフです。
気障すぎて古めかしい言い回しで、驚いたというか、ドン引きでしたが。
ひかれあってる系もあるかもしれない。

3.言葉は溢れかえっている


先ほど軽く調べた感じでは、日本における「オレンジの片割れ」のような言葉は見つかりませんでしたが、
やっぱ日本語も結構いろいろあるんだなあと改めて思いました。
世界のことわざ知る前に、日本のことわざを知らなくてはな……
とはいえ、この『誰も知らない世界のことわざ』、絵もカラフルで読みやすい文章なので、
すこしめくってみるだけでも楽しめる本でした。

皆さんも何読もうか迷っていたらぜひ、手に取ってみてください。

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