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どうぶつの森の博物館に展示されない現代美術④

○です。

前回の記事の続きです。

今回は、結局のところ現代美術はどうぶつの森に登場することはないの?っていう根幹の疑問の答えを考えていきます。

著作権の保護期間は死後70年。あと最短でも70年経過しないと現代美術が登場することはできません。

ですが、それでも登場させることができる抜け道があるのじゃないかと思って、ぼくなりに方法を考えて見ました。

どうぶつの森を愛するユーザーとして、美術館や博物館を愛する学習者としての、若造の主張です。あんなことできたらいいなっていう。

よかったら聞いてやってください。

ズバリ、任天堂が芸術をコレクションする

世の中には、美術品をコレクションとして所有したり、それらを文化発信の一つとして発信する企業があります。

たとえば家具でよく知るニトリは、北海道に美術館を持っているし、SOMPO美術館なんかも、損保ジャパン日本興亜に寄贈された東郷青児コレクション中心の美術館です。

こんな風に、任天堂も美術品をコレクションすれば、著作権はともかくとして、所有権は任天堂のものになります。

いわゆる任天堂コレクション。

これで美術館を作れば、任天堂美術館が誕生します。

しかしぼく自身は、任天堂美術館は現実に存在しなくていいと思っています。

だって、もうあるじゃないですか。どうぶつの森に。

そう、バーチャルミュージアムです。どうぶつの森がその役目を果たすことができるのです。

バーチャルミュージアムのキュレーターとして、フータさんは奔走します。

でもまあ、現実世界においても本物を見せることは大事なので任天堂美術館は作って欲しいですけどね。(作品の管理面から見ても)

任天堂が美術品をコレクションして、美術館を作り、その作品の所有権は任天堂にある。このことから、どうぶつの森をバーチャルミュージアムとして機能させることができます。

しかし、それでは任天堂コレクションの現代美術しか登場させることができません。

そこにもうひとつアクセントを加えることで、登場させることが可能だと踏みました。

ややスパイスに不足?欠如はパプリカ?

いやいや。(映画パプリカより)

あらゆる現代美術を登場させる

任天堂コレクションの現代美術以外の現代美術を登場させる方法として一つの答えに行き着きました。

それが、バーチャルミュージアム上における企画展の開催です。

ゲーム風に言えば、いわゆるコラボです。

他の美術館や作家とのコラボにより、芸術の登場は可能であると踏みました。

現にいま、パブリックドメインの芸術をマイデザインとして公開している美術館もあるので、どうぶつの森に対して友好的なのは確かです。

このどうぶつの森というバーチャルミュージアムにおいて、企画展を開催すれば、文化的発信にも繋がるし、より多くの芸術をどうぶつの森を介して楽しむことができるのではないでしょうか。

若いアーティストの方々の作品や、コンテンポラリーなどの現代美術も、その方法によりどうぶつの森に登場できると考えました。

色々契約とかもあるかもしれません。アーティストにも都合があります。

しかし、このバーチャルミュージアムで、もし企画展が開催されたら美術の発信にとても大きな影響を与えるのではないかと思います。

さいごに

今回、様々な考察により現代美術が登場しない理由を考えてきました。

1900年以降の美術が登場しない理由は、100年の著作権保護期間が原因

著作権保護期間が終了した後も、所有権などの権利の問題が出てくる。

現代美術を登場させるのに手取り早い方法として、筆者は任天堂が美術品を収集し、任天堂コレクションとしてどうぶつの森というバーチャルミュージアムで公開することを考える。

パブリックドメインのマイデザイン化など、美術館はどうぶつの森に対して友好的。そのため企画展を開催し、コラボすることで文化的発信に貢献できる。

これらが今回のポイントです。

ぼく自身、法律が詳しいわけでは全然ないので、穴があると思います。

ただ、1人の若者として、こんな風になったら面白いだろうなって考えました。

どうぶつの森は、芸術を勉強できる側面を持つ素晴らしいゲームです。

ただ、弱点はタイトルの通り。現代美術の鑑賞ができない点。

もし現代美術が鑑賞できるようになったら、最大級のバーチャルミュージアムとして、どうぶつの森は文化発信をすることができると考えています。

新しいミュージアムの形の提案で今回の考察を締めさせていただきたいと思います。

ありがとうございました。


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