どうぶつの森の博物館のことー番外編②

○です。

番外編その②です。

そうそう。記事をマガジンにしてみました。初心者なりの第一歩です。

そして今回は、どうぶつの森がとある美術館を動かした出来事があったので、それについてお話していこうかと。

・ゲティ美術館

ゲティ美術館は、アメリカのロサンゼルスにあります。

この美術館は、石油王J・ポール・ゲティが1997年に開館した、彼の膨大なコレクションを展示する美術館です。

ゴッホの「アイリス」をはじめとして、レンブラントやモネなどの多くの巨匠の絵画や彫刻が所蔵されています。

このゲティ美術館がどうぶつの森に対してどんな試みをしたのか。

その試みが、

絵画をどうぶつの森のマイデザインにできる、ジェネレーター

というものを公開したことです。

このジェネレーターについてお話する前に、マイデザインについてのお話をします。

・マイデザインとは

マイデザインとは、16×16の絵を自分で作り、ゲーム中のあらゆる場所に登場させることができる、どうぶつの森の機能です。

作ったマイデザインは、主人公の服や帽子、部屋の壁紙や床板にすることができます。

さらに、外や床といった場所どこにでも、あらゆる場所に貼ることができるので、道をつくることができるなど、用途は様々です。

ぼくはちなみに、Detroit: Become Humanに登場するカーラ風のデザインを作って、住民に着せています。へたくそなりに頑張りました。


こんなかんじに、自分で描いた作品をゲーム中で着たりできるのってすごい魅力的だなあと、ぼくはしみじみ感じています。

・絵画をマイデザインに

ゲティ美術館は、このマイデザインの機能を使って、絵画をマイデザイン化する機能を公開しました。


マイデザインは、QRコード化して他の人に贈ることができます。

その機能を使って、ゲティ美術館は美術品の画像をQRコード化し、どうぶつの森でマイデザインとして使えるようにしたのです。

ぼくも実際に利用してみました。




左から、マネの「ジャンヌ(春)」、レンブラントの「軍服を着た老人」、ゴッホの「アイリス」、カルシディアンブラックフィギュアネックアンフォラです。

立体も平面ですがマイデザインにできるので、ある種の静物画っぽくなります。

そしてこれらを撮影し、写真をTwitterなどのSNSにタグ付けして投稿します。

これを部屋に飾るもよし。服にするのもよし。

鑑定士と顔の無い依頼人に出てくるような隠し部屋を作るのだって夢じゃありません。

・影響

このゲティ美術館のどうぶつの森へのアプローチは、芸術をうまく広めることができたとてもいい事例だとぼくは思います。

どうぶつの森において、現在はアップデートで美術品が追加されましたが、ゲティ美術館のアプローチの際にはまだゲーム内に美術品が無かったこと。

今のご時世、美術館に行けないこと

この二つの事象が合わさったことにより、この美術館の試みは大成功だと思われます。

身近で美術館の作品を味わえる。たとえゲームの中であるにせよ、自分自身が芸術を手に取ることができることに大きな意味があると思えます。

今後、芸術が身近にある生活がこれを機に広がってくれたら個人的にうれしいです。

ぼくも以前成り行きで絵画を部屋に飾りましたが、芸術が身近にあると、感性が磨かれるような気持になります。

みなさんも、どうぶつの森に自分だけの美術館を作ってみてはどうでしょうか。



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