天国ではみんな、海の話をするんだ
◯です。
昨日鑑賞して、個人的最上位に入った映画があるのでそれについて。
その映画がこちら。
超有名な作品です。ただ映画初心者のぼくは名作をあまり見たことがなかったため初見です。
名作と謳われた作品を最近インプットして回収しつつあるのですが、この作品はいまのところダントツで一番好きです。
ノッキンオンヘブンズドアは、1997年公開のドイツ映画。
余命宣告をされたマーチンとルディの二人が、海を見るために車を盗んで病院を飛び出します。
色々あって警察とギャング双方から追われることになるのですが、二人はお互いの生きているうちにやっておきたいことを叶えながら海を目指します。
どうして海を見に行こうとしたのか。
それは、海を見たことがないから。
天国ではみんな海の話をするようで、話に入れないから、海を見に行きます。
たまたま余命宣告を受けた二人はたまたま病院で同室になって出会い、酒で酔った勢いで行動に移すのです。
思い立ったら即行動の精神。これは見習わなくてはなりませんね。
さて、この海を見に行こうって決めた時の会話がめちゃくちゃかっこいいんです。病院食を作る厨房に忍び込み、そこでテキーラを嗜みながら海の話をします。
天国の扉をノックしているのに、海を見たことがないのは会話に参加できない。
死を直面にして絶望するはずが、むしろ希望に変わるようなこの会話。どうせ死ぬんだから、という気持ちが二人をどんどん行動力の鬼に変えてゆくのです。
そして、ギャングや周りの人たちがコミカルな部分も見ていて楽しかったです。
みんなやっていることは真剣なんですが、でも何かクスッと笑えることをしているんです。
ジャケットからは、なんかハードボイルドな感じが漂っていますが、実際は血も出ないような、むしろ笑いありな映画です。
この映画はぜひ見てもらいたいので、あまり内容について述べることはしませんが、自信持っておすすめできる映画でした。
ぼくがよく喋っているクオリティオブデスにも、関係しているような作品でした。
ぼくが天国の扉を叩く時、天国ではどんな話が流行っているのだろう。
流行には疎いけれど、天国ではいっぱいお話したいな。
そのためにも、今のうちにいっぱいいろんなものを見て、いろんな知識を身につけなくちゃ。
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