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#3 オレンジ、クローブ、ベチバー

あなたが現在、課題に思っていることはありますか?その課題と向き合うことができていますか?克服したいと切に願っていることや、乗り越えなければならない壁にぶつかってまさに今、辛酸を舐めている人も少なくないでしょう。そのような壁にぶつかった時、即座に乗り越える必要はありません。時間をかけてゆっくりと、余裕がなければ今は目を逸らしたって構わないのです。

ですが、その課題からいつまでも逃げ続けるのはお門違い。誰しも、いずれ向き合わなければいけない時機が訪れます。そのような負荷が非常に大きい作業を支えてくれるのが、今回紹介する「課題対峙サポートブレンド」です。オレンジとベチバーが課題と向き合うこと(センタリング)、クローブがその際に傷心したあなたのケアをサポートしてくれます。

ベチバーは困難を乗り越えるサポートはしてくれますが、そこから逃避し続けることは許しません。逃げたところでいずれ巡ってあなたの元へ還ってきます。苦しいとは思いますが、困難や課題は向き合うことでしか解決することはできないのです。その苦しみは、あなたにとって必要な苦しみです。そのような苦しみと向き合うために、我々は現世に命を宿して生まれ落ちてきたのです。安心してください、苦しんでいるのはあなただけではありません。

課題と向き合うと、その後自分の中には非常に強い「敗北感、劣等感」というものが燃えカスとして残留することが多々あります。そんな時のアフターケアとして、クローブがあなたを支えてくれる味方になってくれます。

すぐに答えを出せなくていいんです。今すぐに出来なくたっていいんです。「今出来ない自分」を過度に責めないでください。それはあくまであなたの一側面に過ぎません。一部を否定されたからと言って、あなたの全てを否定されたわけではありません。あなたにはまだまだ輝ける才能に溢れています。

過剰な同一化を防ぎ、押し寄せる負の感情に一線を引く。そんな力が、クローブには宿っています。

困難を乗り越えた後には、何とも輝かしい世界が広がっています。乗り越えたことでしか得られない刺激や達成感、乗り越えないと見れなかった景色、出会えなかった人。そういった素晴らしい贈り物を受け取るための下準備をオレンジがサポートしてくれます。

自分に与えられる贈り物は総じて「豊かさ」という言葉で表現されることが多いです。困難の克服の能否に関わらず、我々は様々な贈り物を常時享受していると言っても過言ではありません。そういった「与えてもらっている気前の良さ、寛容さ」に、オレンジの精油が気づかせてくれることをサポートしてくれるでしょう。


今回のエッセンシャルオイル

オレンジ

  • 豊かさの精油。溌剌としたオレンジの香りは、無邪気な子供の如く我々に元気を与え、エネルギーの回復を助ける。「不足感、非充足感」の払拭をケア。

  • 宿るメッセージは、自信の回復、現実逃避を辞める、ピュアなハートを取り戻す、フレッシュな気持ち、絶不調からの脱出など。

  • 気分を高めつつも穏やかさを併せ持つ。スキンケアにも活躍。

  • トップノート。

  • 花言葉は「純粋、愛らしさ、花嫁の喜び」。

  • 光毒性があるため、塗布した箇所は半日は直射日光を避けることが好ましい。また、成分の1つであるリモネンはプラスチックを溶かす性質があるため、ガラスの容器を使用することを推奨。

クローブ

  • 境界の精油。敗北感、劣等感、高圧的な人間関係から自分を守ることをサポート。

  • 宿るメッセージは、環境を整える、感情的なイガイガの解消、自分を大切にする、情報の選別、依存心払拭など。

  • 中世ヨーロッパでペストの感染防止のために使われていたほどの強力な殺菌力。ゴキブリ除けとしても活躍。

  • ミドルノート。

  • 花言葉は「貴重さ、高貴、神聖、威厳、尊厳」。

  • 刺激が強いため、塗布の際は希釈を推奨。

ベチバー

  • グラウンディングとセンタリングの精油。散漫した意識を集中させることをサポート。

  • 宿るメッセージは、安らぎ、穏静、力強さ、根付き、課題と向き合うなど。

  • 肌に塗ると皮脂を抑え、サッパリ肌に。

  • ベースノート。


後語り

直感だけで選んだら、意外とメッセージの繋がりが強くて驚きました。特にオレンジに関しては「豊かさ」というメッセージしか元々認知していなかったため、「現実逃避を辞める」というメッセージがベチバーの「センタリング」とシナジーがあり、相性が良いなぁと感じています。

スピリチュアル的な本では、「〇〇をサポート」という文言が頻出します。どんな時でも力を授けてくれる全能の存在のように感じますが、ことベチバーにおいては少し毛色が異なりました。困難を乗り越えるサポートはするけど、その困難から逃げることは許容せんぞ?といったニュアンスの記載が僕の心を掴みました。優しさの中の厳しさと言いますか、過保護でないニュアンス、谷底に子供を突き落とす獅子のような側面が見れたことが興味深かったです。

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