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「ストイックですね!」 「…??」

昔から「好きなことに対して、全てを犠牲にするレベルでのめり込む」ということはよくやってきました。


そこに4年前まで居座っていたのが馬術。

練習参加できる日は全て参加していた。練習できない日があると気になってモヤモヤ、ソワソワするくらい。

じゃないと11年も継続できてない。



今ではそれがドラム、バンドに変わりました。


「本気で将来バンドをやりてぇんだ」と思ってから週5〜6でスタジオに通っていた学生時代。

練習内容は今より非効率的なことばかりしかやってなかった。

けれども、その時所属していた軽音サークルの誰よりも練習している自信はあった。誰よりも必死こいてインターネットやドラマガで情報収集している自信はあった。



だって上手くなりてぇんだもん。

憧れの人に近づきたいんだもん。



その夢に向かう上で余計なことはしたくないわけです。

無駄なことで金を使いたくない。無駄な時間を使いたくない。


こういう生活を送っていると、よくこう声をかけられます。


「すごいストイックですね!」



………………………はぁ、そうですか。




ストイックとか言ってるけど、夢を叶えるためならこんくらいやるのが普通じゃないんか?



ある先輩には「君の努力は全然足りてない」と言われた。

ある先輩には「自分の腕を折ってドラムを叩けなくしてしまおうと考えるほど向き合ったか?」と言われた。





チューニングだけで2時間使ったことあるか?
幻聴でクリックが聞こえたことあるか?
4ビート、8ビートを1時間刻み続けたことあるか?
毎回マイク立てて波形録って自分の演奏を分析したことあるか?
他人に質問する前に自分が考え得る全ての選択肢を潰してきたか?


逃げ出して”2度とドラムなんてやりたくねぇ”と思うほど本気でやってきたか?



少なくとも僕は「やってきました」とは言えませんでした。

ぐうの音も出ない。

まだまだ浅かった。


でも、自分の中ではもちろん手を抜いていることは微塵もない。これだけははっきり言える。


…けどなんて言うか、井の中の蛙だったなと…





今回僕が言いたいことは、「ストイックなんてそんな簡単に口に出すもんじゃねぇよ」ってこと。

だって当人にとってはそれが当たり前だから。


毎日満員電車で出勤してるサラリーマンに対して「こんな鮨詰めなのに毎日乗るなんてストイックですね!」とか。
小学生に対して「朝から昼下がりまで毎日机に座って勉強してるなんてストイックだね!」とか。


言わないでしょ?そんなこと。
だってその人たちにとって当たり前のことなんだから。

むしろそこまで当たり前のことに対して言ってきたら、煽ってんのか?ってキレられそうですけどね😅。


個人的にはストイックという言葉を利用して意識高い系ですよってアピールしてる奴を見ると…


言葉は積極的に発するべきものと、そうでないものがある。”ストイック”はそうでない方のグループ。発言回数に比例して言葉の重みがなくなる。ミョウバンの水溶液のグラフみたいに急速に📈。





今回は少々ひねくれた感じの内容になってしまいました。笑

今回も読んでいただきありがとうございます!

それではまた👋。



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