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寫残録047_Lomo LC-A(+)という相棒

LC-A(+)との出会い

2007・8年に、南青山をブラブラしているとき、「面白そうな店」と、偶然に入ったのがLomographyの旗艦店だった。
そこで出会ったのがLomo LC-A(+)
店内に飾られていたLC-A+で撮られた写真をみて、迷わずLomo LC-A+を連れて帰った。夫婦で1台ずつw
いまでも、そのLC-A+は、私を楽しませてくれている。

LC-A+を含めて、その後も旧ソ連時代のLC-Aなど合計7台を迎え入れた。
いま現役なのは、最初に買ったLC-A+を含めて5台。壊れやすいカメラで、修理を依頼するも直らないケースがほとんど。しかし、壊れていても、手放せずにいるほどお気に入りのカメラたち。


LC-A(+)の魅力

私の考えるLC-A(+)の魅力は、コンパクトでいつでも気軽に持ち歩け、簡単な操作で撮れ、写りがやさしいカメラ。

あたり前だが「いつでも持っていることが出来るカメラ」、コレ大事。
そして、キッチリ、カッチリでなく、“曖昧”で“やさしい”写りが魅力的で、周辺減光など含めて独特なところがいい。なにより、写真をみていて自然と笑顔になれる。
もう一つ付け加えるなら、LC-A(+)を眺めているだけでも、ワクワクする。
※カメラの詳細は、いくつものブログで紹介されているのでそちらで。


簡単にササっと撮れる

カバンやポケットに入れているLC-A(+)を取り出して、レンズカバーを開け、距離計をチャっと変えれば撮ることができる。GRと比べてもワンアクション多いだけ。

使いはじめは、距離を考えることがあるが、慣れれば距離の決定は意外とスムーズ。
腕をまっすぐ伸ばしたぐらいが80㎝、その倍が1.5mと、およその距離はすぐにつかめる。
まぁ、LC-A(+)で撮るのだから、少しぐらいピントを外してもご愛敬w


年代による個体差

写りの楽しさに加えて、年代によっていくつかの違いがあるみたいで、その年代のことを考えるだけでもLC-A(+)はおもしろい。
いくつか私の相棒を紹介・・・

キリル文字のLomo LC-A  貼り革は貼替ています。
キリル文字でロモ蔵あり
ロモ蔵のないブラックロモ
Lomo LC-A+
左から「LC-A+」、ロモ蔵のない「ブラックロモ」、「キリル文字のロモ」
LC-A(+)の文字だけでなく、フィルムカウンター表示の色などが違います


レンズに違いはあるのか

LC-A(+)のレンズは、大きく分けるとロシア製(RL)と中国製(CL)の2種類。
どちらも“MINITAR 1”というレンズ(32mm/f2.8)。
Lomographyでは、どちらのレンズも「コーティングの違いによって写りが変わるように感じられる方もいらっしゃいますが、Lomographyとしては違いについて一概に言えない」としている。
私はナゼかRLとCLを偶然にも持っている。南青山で同時に購入した2台が、なぜかRLとCLだった。素人ゆえに、Lomographyに記載しているように、違いが明確に分からない。
もう少し、探求心と見分ける目、そして知識がほしいものだが、ソレはいいかとw

左がCLで右がRLのLomo LC-A+
左から「キリル文字でレンズ記載なし」「ロモ蔵キリル文字:USSR」
「ブラックロモ:USSR」「LC-A+:RUSSIA」など



THE LOMO BOOK

2008年に販売がされたロモグラフィージャパン公式写真集。
「公募で選ばれた148人のロモグラファーたちが、Lomo LC-A(+)で撮った、あの日あの時」。私の写真も出ています。


作例を少しだけ

私はLC-A(+)で人を取るのが好きで、よく子どもの写真を撮っていました。
今回の作例は人ではありませんが、参考になれば。

Lomo LC-A(+)はやっぱり空と雲⁉
lensに息を少し吹きかけて
建物だって空を入れれば
アンテナと空
夕焼けだって
人を入れて景色も

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