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Pink Floyd と私の仕事観

2003年4月1日。私は、就活も就職もしないまま、大学院終了の翌日からフリーランスとして仕事をはじめた。仕事はなかったけれど、仕事をはじめた。

そしてこの日、この曲を聴こうと思ったけれど、なんだか怖くて聴けなかったことを覚えている。

確か中学2, 3年生の頃、「世界で最も売れたロック史上に残る名盤」という触れ込みに誘われるがまま、アルバム「The Dark Side of the Moon」を買った。
邦題は「狂気」。

その4曲目「Time」に私は打ちのめされた。作詞はRoger Waters。

毎年毎年、一年が短くなる。契機など一向に見つかりそうにない。

お前の人生計画はすべて失敗に終わり、予定表はページ半分になぐり書きされた線と化す。お前は英国紳士らしく静かな絶望に身を任せるだろう。

こうして時間は過ぎ、この曲も終わりを迎える。
「もっと言いたい事があったはずなのに・・・」

小学生のころから、いわゆる「メモ魔」だった私にとって、この詩は未来の自分を、それも終焉直前の自分を冷淡に見透かしてるようだった。英国紳士ではない、岡山の田舎の中学生だった私に「Time」を強烈に刻んだのだ。

さて、ここからとてもシリアスな吐露がはじまりそうだが、そんなことはないはず。私なりに考えてきた「仕事観と働き方」について、考え続けている「仕事観と働き方」について、書いていこうと思う。

気楽に行きたいものである。

Photo by Aditya Chinchure on Unsplash