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【告知】文芸誌『コノモノ』創刊

昨年、ネットプリント文芸誌『ソノモノ』のvol.1とvol.2を発表した。どちらの号にも小説が3本ずつ掲載してある。書き手には、私仲山の他、門脇氏、田中氏、山本氏などが名を連ねた。彼らは大学の創作学科で出会った仲間たちだ。3000字程度の小説を依頼し、それを私が編集する形で『ソノモノ』を作った。

今年も『ソノモノ』を継続して出そうかと考えていたが、何か物足りなさを感じていた。まず、学内の知り合いのみに限定して寄稿依頼することに限界を感じた。卒業とともに同期生が身近にいなくなってしまうからだ。そして、小説のみの掲載、ネットプリントによる頒布もどこか世界が狭まってしまうような窮屈さを覚えつつあった。

今年からは詩や評論といったジャンルも『ソノモノ』に掲載しようと考えたとき、誌名を変更するのも良いではないかと思った。『ソノモノ』に特に意味がなかったように、『コノモノ』にも特に意味はない。何となく字面として面白い3つの「ノ」が無くなってしまった代わりに、「ソノ」から「コノ」へ書き手と読み手の距離が近くなればよいと思う。

『コノモノ』は紙媒体での頒布を予定しており、BOOTHを使った通販と文学フリマ大阪への出店を考えている。vol.1の寄稿者発表は3月15日、頒布開始自体は5月1日の予定だ(あくまで予定です)。せめて今年だけでも季刊誌として年4回作ることができれば上出来だろう。

各位、文芸誌『コノモノ』をよろしくお願いします。

■仲山遥那(@nkhr0401)
一九九九年生まれ。熊本出身、大阪在住。近畿大学大学院総合文化研究科進学予定。ネットプリント『ソノモノvol.1』や連作短編小説『溺水集』の発行など。2021年大阪文フリで同人誌『アジール』を頒布予定。
これまでに書いた小説はこちら→ホームページ「無重力、四丁目。

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