【400字小説】東

ジャアは言う。
「上へは登れない。
下へは潜れない。
右か左かがやっと。

ハーデンが進むべき道は東！
太陽が生まれる方向だからではなく、理屈でもない。
突き進めよ、自分の道を。
そのまんま東は正式に東国原氏に昇華？
総理大臣になれなくて残念。
ハーデンは政治家＠国会議員に
興味はない、人気商売だし。

政治家は西に沈む運命、溺れ死ね。
金にコネにぐるぐる足元絡まられて、沈没。
ハーデンはそれを知っている、肌感覚で。
人間ダメになっちゃうから
社長っていう仕事も務められない。
過疎化する村や町を救いたい。
ナニで？
ナンで？

if関数で躓いて何者にもなれない、
ハーデン、お前、人間らしいなあ。
知ったかぶりで相撲を語るヤツらに比べたら、
誠実で良いですね。

だから、東へ逃げろ。
誰かが待ってる、それが誰かなのかは教えられない。
ハーデン、見えないものはある。
さすがにハーデンでも、東のことは言語化にできないだろう」

そう言ってジャアはため息。

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