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マラソン・ウルトラランナー帆波圭斗選手インタビュー!第3弾

帆波圭斗(ほなみけいと):兵庫県加古川市出身。
兵庫県立農業高校卒業、武蔵野学院大学 卒業 

<実績>
2012年 加古川マラソン    マラソン2位(一般の部1位)
2013年 神戸マラソン     マラソン10位(年齢別1位)
     加古川マラソン    マラソン2位
2014年 勝田全国マラソン   マラソン9位
     神戸マラソン     マラソン6位
2015年 勝田全国マラソン   マラソン3位
2017年 加古川マラソン優勝

第一弾はこちらから。
https://note.mu/nkamiya/n/nac143e4b7d6c

第二弾はこちらから。
https://note.mu/nkamiya/n/n4476d05ccce1

サロマ湖ウルトラマラソン100kmに初挑戦した帆波選手。今まではフルまでの経験しか無く、今回は経験と練習を兼ねて一般の部にてエントリーしたそうです。学生時代から長い距離が得意でフルの経験は積んで来られました。先日の加古川マラソン優勝をきっかけに更なる飛躍を目指してウルトラ100kmへ挑戦。

世界新記録が誕生した今大会。帆波選手の結果は7時間22分37秒で一般の部3位という成績でした。

今回それまでと全く違う距離に対してどう感じたのでしょうか?質問に答えて頂きました!

聞き手:ランニングアドバイザー神屋伸行


サロマ湖100kmマラソン 58秒の部分で写っています。後方。



<レース直後の感想>

世界新を出した先頭(風見選手)に35kmまでつきました。45km以降は脚の筋肉痛と攣った状態を庇いながら残り55kmを走り切りました。呼吸はかなり楽でしたが、脚が追い付かなかったです。先頭集団は10人いましたし、3'35で押していって牽制しないですし、異常でした(笑)

最後にすれ違ったときに先頭は世界新出るな~と思いました。今回のレースでは変にタイムを意識せず、突っ込んでハイペースで一緒に走る経験が出来て良かったと思っています。


今回思ったのはフルマラソンのスピードがかなり重要だなぁと。フルから余裕を作って3'30でいつでも50kmくらいは押せるようにならなきゃですね。6:20:00を目標と考えても最低2:18:00の走力は欲しいです。

<レースで感じたことを教えて下さい>

Q.みんな摺り足でしたか?それとも普段フルマラソンを走る感じとあんまりフォームは変わらなかったですか?

摺り足ではなかったですね。マラソンと比べるとコンパクトかな?という印象です。これもマラソンでタイムを持っているトップランナーの割には動きが大きくないな、という感じです。


Q.ペースが遅いからというだけでしょうか。ランニングフォームでどうこうというより、ベースのスタミナが高い感じでしたか?

自分が変なだけかもですが、3'35のペースならピッチを速めるよりある程度ストライドを伸ばした方が楽かなぁと考えています。でも距離走みたいなリズムだったのでフォームは関係ないですかね。単純に走り馴れている印象を受けました。トイレに行ったり、ポーチを開けてジェルを飲んでもすぐにリズムを戻してましたし。フルのタイムが速いと、あのペースではスタミナよりは脚が100キロ持つかどうかの方が重要だという印象を受けました。

練習から試してやってるんでしょうね。そういったことも含めた準備が必要だと感じました。長く走るのにはコツがあると思います。精神力とかもあるでしょうけどそれだけではないですね。そもそも気持ちに余裕がないと走れないです(笑)


<今後の課題>

野辺山100キロ→奥武蔵ウルトラみたいに連続でほぼ毎週何かしら走ってるのに疲れを見せない人がいて、すごいなぁと思います。サロマ湖のダメージが2週間続いてた自分にはまだまだ遠い話です(笑)走るのが好きなだけではない何かがありますね

学生時代、山梨在住時は坂を登ったりしてましたが、最近起伏はあまり走っていないですね。日頃は練習会などで走ったりしますが、独り練習も多く、量や脚づくりはそれほどまだ行っていません。今後時間があるときは鎌北湖の上りに行こうかなとも思っています。スピードも出す練習をしなきゃですね。


今回100キロはぶっつけ本番みたいになりましたが、フル以上の経験が浅すぎて、そもそも練習で長い距離をしたらへばっちゃったのが大きいです。もう少し早く回復すると思っていたのですが、距離を踏んだあとは結構回復に時間がかかっちゃいました。その過程で貧血にもなっていました(^^;

これからは疲労の回復状況と、練習過程での疲労具合を見ながら、走れる時には長い距離を走っておきます。身体を動かしている時間が短いからウルトラに耐えられるだけの脚ができていなかったり、すぐにへばったりすると思っています。

それに加え、やはり質を高めてポイントも頑張る方がいいですかね?フルでもウルトラでも、月間走行距離より一度に走る質が大事だと考えていますが、ウルトラで頑張るなら多少は距離を求めた方がいいのかなと思い始めました。ここから少なくとも半年はウルトラには出ないのでフルを速く走るための練習をやっていきます。

自分の適性から、長所を伸ばすよりは短所をケアしていきたいですね。5000mのタイムもそろそろ上げていかないとダメですし、基本的には脚作り、Maxスピード、スピード持久力を求めていきたいです。スタミナは低酸素ルームでのトレーニングと今後の長距離レースの経験でケアします。


★★★

今後のレース予定も既にある程度は組まれているそうです。その辺りも今度伺い、ご紹介させて頂きます。また、もうある程度は筋肉痛も無くなり、少しずつ練習再開をしていくそうです。回復が早いのも帆波選手の特徴、武器ですよね。

今後の挑戦と、今回得た課題を色々優先順位を決めながら解決を図るそうです。そしてこのウルトラの経験がフルマラソンでどのように活きてくるかも楽しみに考えられますね。

 来年のウルトラ再挑戦も楽しみですが、今後の帆波選手の活動も楽しみです。また、日頃の活動ももう少し伺ってみたいですね!

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