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1984 消えていくもの

最近、youtubeのパラダイスレコードチャンネルが楽しくてしょうがないです。店主の永山さん、30数年来のお客様っぽいSasasan、そして昨日から新キャラSHIN-CHANなるお客様もこれまた高校生の頃からの30数年来のお客様のようです。

何が素晴らしいって、中古レコード屋が何十年といまだに続いていて店主がずっと接客していたということです。接客しながら、お客様とレコードを通していろんなことを語り合ってたんでしょう。そうそう、私が中学生、高校生の時通いつめていた中古レコード屋さん、北浦和の8オンス、池袋のシカゴ、八勝堂はもう跡形もなくなくなってしまいました。だから私には、レコードをこうやって語り合う人はおりません。

私はあまりLPは好物ではなく(もうすでに1980年代は丸帯、赤盤はだいぶ価格が高騰していました)、もっぱらシングル盤を集めていました。それでも例えば写真のヘルプのアメリカ編集赤盤は多分1983年か1984年に、北浦和の8オンスという中古レコード屋さんで買ったと記憶が蘇ってきました。

拓郎さんで、「消えていくもの」というちょっと寂しい曲があります。
角のタバコ屋さん、社会科の先生、仁丹。
思い出という大げさな感情ではなくて、あの人、あの風景が時が流れると共に消えていったと歌っています。

2人の私の息子たち(社会人2年目と高2)を見ていて、2人の風景にレコード屋さんもレコードも、またお店の人と1時間話すこともないのが分かります。スマホと検索バーとAmazonとメルカリ。ものを探して集める労力も、また何かに長い時間をかけて悩んだりする必要もなく、探し物と困ったことがあればスマホ一つで解決。いい時代なのかもしれません。私も中学生の時代にapple musicとgoogleがあれば(笑)。

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