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背水の陣に立つ!成長したいなら、学ばないと生きていけない場所に身を置け!

○○する前にスキルつけたいと思ってます。

役員になるためにはどんなスキルつけたらいいですか?

そんなことを聞かれることが多いのですが、そもそも私はそんな風に何かを学んで来ていないので、いつも回答に困ります。
私は常に、必要だから学んだことしかないですし、アウトプットなきインプットは無意味を通り越して害だとも思ってます。

よく、資格マスターや、読書依存症がいます。
でもその多くが、現実的な行動に、資格取得や読書を通して学んだことが落とし込めてないことがほとんど。頭でっかちはむしろ周囲の現実的なアドバイスを素直に受け取りにくくするバリアになりかねません。

必要だと感じたことは、人間勝手に学びます。学ばざるを得ないからです。
だから、必要になった時が、もっとも吸収力高く学べる時間であり、もし自分を高めたいのなら、必要に迫られる環境に身を置くことが重要です。
居心地の良いぬるま湯で、自分を高めて行ける人は、相当精神力のある人です。(ちなみに私は意志の弱さに自信があります。笑)
ベンチャーはまさにそういう場所であり、居心地の良さを感じる場ではないのです。
ある意味で焦燥感や危機感、劣等感やワクワク感や責任感、多くの感情が揺れる場所であり、それをプラスのエネルギーに変えていくことで、ほかでは味わえない達成感や、成長を得る場であると私は思っています。
私たちが欲しいのは、馴れ合う友達ではなく共に世界を変える同志。そうでないとたった1人から世界を変えるなんてことは、到底かなわぬ夢で終わってしまいます。
一人一人が自分のポジション、自分の役目、役割を自覚して、深く理解し、その遂行に必死であること。そうなればビジョンの実現は早くなります。

人は基本的に怠惰な生き物です。そうじゃない人もいると思うのですが、私は超凡人であり、かなり怠惰な自分がいることを知っています。
だからこそ、ポジションを取らず、自分の役目を考えないと、「まあいっか」を繰り返し、惰性おぶ惰性な人生を送り、思考停止。もはや脳みそを使うことをやめていき、ぬるぬる毎日を送って体調不良になってると思います。
だって、それでも生きて行けるんですもん。もん。もん。
(ちなみに私はゴロゴロしてると体調が悪くなるので、人間ってきっと怠惰だけど怠惰には行けていけないんだと思っています。)

冒頭の投げかけに戻りますが、
「学んでから動こう」という動機付けは、先ほどの必要だから学ぶというフローと全く逆になっています。
こういった人は、学ばなければきっと永遠に行動を起こしません。
でもだからといって、必要にかられてないので吸収力は低く学ぶことができないのです。

本当は、ゴールに向かって、まず行動を起こすべきなのです。
上手く出来なくてアタリマエ。恥ずかしがる必要もありません。
上手く出来ないってことを知ることが重要なんです。
行動すると、必要な知識やスキルが山ほど出てきます。学ばなければとてもやっていけません。そうなればもうモチベーションなんてどうでもよくて、学ぶことが自然な習慣になるはずです。

私は、起業してから、自分でやる必要があったから労務や法務を学びました。自社のWebサイトやロゴが作れるようにデザインやHTML・CSSを学びました。社員を雇えばダメな自分に気づきマネジメントを学びます。
学んでも学んでもまだまだ未熟でどんどん学ぶ必要が認識できるので、「学びきった!!」と思うことなんて来ません、、、、。常に学び続けるだけです。
きっと、学びきった!なんてことは来ないのではないかと思います。
でも、ぜ〜んぶ、行動したから、必要を感じ、吸収できたことです。

では行動はどうしたら起きるのでしょう?
行動してる人としてない人の差の一つは、自分自身で自分の立ち位置を把握し、ポジションを取ろうとしているかどうかだと思います。

自分が役立つところはどこなのか。
自分の価値を発揮してバリューを出すにはどうしたらいいのか。
自分の力が発揮されるのはどんな時なのか。
目の前にいる大事な相手のためにできることは何なのか。
どんなことをしたくて、そのためにはどんなことが必要なのか。
自分の力を最大化し、自分の願望を成し遂げるには、どんな立ち回りをすべきか。

それを、考えているかどうかです。
居場所は誰かが作ってくれるものではありません。
居場所を自分で作り、その場所でなにをすべきか、その結果のために頭を使いまくること。

誰かに居場所を与えられないと生きていけない人は、自分で自分のポジションを取りに行く意識がありません。
自分で自分のポジションを取りに行かないということは、自分の意思で生きていく選択ができないということと同意義だと私は思います。
誰かの与えてくれた居場所に甘んじて、危機感がなければ、「自分は何ができるのか」「自分だから出来ることは何なのか」を考えることがなくなります。
それは同時に、あなたでなければいけな理由がなくなるということです。

これって相当きついと思います。
自分が。

評論家になるのは簡単です。
でも誰かや何かの批評は、自分を助ける力にはなりません。
ポジションを取り、実行者になることの方が、ずっと重要です。
自分のポジションを取りに行くという意識があれば、日常にぐっと当事者意識が生まれます。

ポジションを取ろうと思ったら、行動します。
行動しはじめたら、自然と学びます。

自分の立ち位置を自分で作ろうとしなければ、成長することはかなり困難です。

スキルをつけてから仕事するというのは、ただただ覚悟を決められない時の言い訳にすぎないと、私は思います。
自分の信念や思考がなくやっているのは仕事じゃなく「作業」です。
作業はワクワクしません。これは職種の話ではなのです。
清掃の仕事でも、能力の差や意識の差があります。仕事にプロフェッショナルな誇りをもって取り組んでいる人は、作業ではなく頭を使って仕事をしています。
だからこそその仕事 で心を震わす人がいるのです。

大事なのは、
ポジションを取りに行って、行動すること。
必要なことは、アウトプットがあれば、学ばざるを得ませんから。

これは、私が常に思っていることです。
私は何が出来るのか?何をすべきなのか?
ここに居る意味と、私だからこそ出来ること。
やりたいことと、そのためにすべきこと。
本当にやれているのか、もっとできることはないのか?

自分の立ち位置は、誰かに与えられるものじゃなく、自分自身で作るもの。

ぜひ、今の自分が立つべき背水の陣に立ってみてください。
きっと、一年後の自分は今の自分より好きになれると思います。


【2019.12.1】

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