それはまるで螺旋のように

グルグル回っては、少しずつ上の方に上の方にと。

上がっていってる。

同じようなことの繰り返しのように見えて、実は一つずつ多少の変化があり、それは2周目、3周目と回る回数が増えるにつれて、見える景色が変わりうつろっていく。

いつも同じことの繰り返しで全然楽しくないと嘆いている人も、実はいつもと同じ時間を繰り返しているのではなく、多少の変化に気がつかないくらいに日々が忙しなくなっている。

些細な変化に気づく事ができれば、くだらなくてどうしようもない人生が途端に綺麗な景色に変わっていく。

そんな気がする。

綺麗に見るか、汚いものとして見るのかは、自分の見方次第でしかないということ。

誰かが見方を変えたりとか、そんなことはないでしょ。

そういうものを言い訳、と言うんです。

言い訳ばかりでは、結局豊かな人生にはならない。

そんなことはおそらく自分でよく分かっているはず。

誰かがそうしているんだと思う方が、よっぽど気が楽。

というか、その方が気が楽だと思っている方が楽なんだろうな。

ネガティブなことは経験したくない、自分を差別するような人を許せない。

どうして「私だけが不幸なの」

違います。

不幸になっているのは、私たちのせいではなく、あなた自身のセンスの問題です。

センスのある人はいつまでも同じような事柄で悩みません。振り回されません。少しでも視点を変えようとするために螺旋のように上がっていきます。

みんな辛いのに、自分だけが辛いもんだと勘違いしてしまうから、いつまで経ってもその場に居続けることになる。

なにも変わらない。

変えるセンスも見当たらない。

だから螺旋のように少しずつ上昇していく必要がある。

普通に回るよりも、少しだけ力が必要。

上の方に上がっていく力が。