どちらかを選ぶよりも大切なこと

物事にはすべて陰陽があり、一つのことの中にも陰陽をあわせ持つ。
どちらも大切で欠かせないし、どちらもあるからこそ、物事は上手く回っている。要はバランスが大切だということ。

現世は大抵の場合、好き嫌い、良い悪い、善悪、白黒などどちらか一方に偏る傾向にある。というのも、そうすることで“自分”というものを色付けしていくからだ。

しかし、一方に偏るということはつまり、こだわりを持つということであり、もう一方を受け入れられないという問題が起こる。

生きるということは、選択することであり、選択をしなければ前に進むことはできない。しかしながら、幾つもの選択をしたところで、最終的に行き着く所は同じだと思う。だって、人生の課題、役割、目的などは生まれる前に決めてきているのだから。
つまり、大切なのはどちらを選択するかではなく、どのような選択をしたとしてもそれをどう受け入れるかなのだ。

幸せな生き方とは、最終的に行き着いた自分を、自分自身が受け入れられることに他ならない。選択をしくじったと思うこともあるだろう。けれど最終的に『今ある自分』が好きだと思うなら、それで良いのだ。そしてそうなれば、その選択は決して“間違ってはいなかった”と言える。何故なら、しくじった選択をしたからこそ、『今の自分』があるからだ。

未来がどうなるかを思い悩むより、今ここに生きることで、今の積み重ねの“未来”はちゃんとやってくる。過去の自分を後悔するより、今の自分を認めることで、過去の自分もまるっと受け入れられる。

今何かを悩んでいる人へ。その悩みは過去でも未来でもなく、今を生きているか。悩んだら、ワクワクする方を選ぼう。そうすれば、必ず“未来の自分”は『今の自分』が好きだと思えるから。

何を選ぶかより、どう選ぶか。

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