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読書メモノスゝメ

今日は一日の大半を使って読んだ本のメモを書いていた。
すっかり溜まってしまっていて、4冊分のメモ(その内の2冊は上下巻なので1つにまとめたけど)を書いたのだが、実に6時間くらいかかった…そしてまだ1冊残っている。

読書メモは完全に未来の自分のためで、ちょっとした感想(ものすごく率直なもの!)とあらすじで構成されている。
一応、ブログの形式を使っているけれども、自分のためのものなのであまり他人に読まれることを想定していない。
ブログにしているのはカテゴリ分けをしたり、時系列に並べたりと使いやすいからというだけでもある。

読書メモで一番難しいのはあらすじを書くこと。未来の自分が読んだ時に意味が分かるようにと思うと、熱が入って長くなってしまう。
すごく面白かった本であれば、どこが面白かったのか思い出してもらうために頑張ってしまうし、逆につまらなかった本は、間違っても読み返すことがないようにと丁寧に書いてしまう。

これが読書メモを読み返さないのであれば、こんな一生懸命書かなくてもいいだろうと思うタイミングが出てくるかもしれないが、結構読み返すのだ!
ブクログなどを眺めていて、「そういうやこれはどんな話だったっけ…」と思っては、ブクログに貼ってあるブログへのリンクを開いて読み返したり、友人と本の話をしていて「確か読んだことあるぞ…」と確かめたり。
そして、ちゃんと書いてあるものは思い出すけれども、面倒臭さに適当に書いたものはさっぱり思い出せなかったりする。
そういう体験をすると、ますますちゃんと書かないきゃ!と熱が上がるのだ。

とても面倒くさい読書メモではあるものの、未来の自分以外にも役立っていることもある。
まず「面白かった!」という漠然とした感想を、きちんと言語化することによってその本の面白さを再認識できる。それと同時に、自分が面白いと感じるポイントが分かるのも楽しい。

逆につまらなかった場合も、何がつまらなかったのか、どうしたら面白かったかもしれないのかを書くことによっても、自分の本へ求めるポイントが分かる時もある。
因みに、本当に正直に感想を書いているので、つまらなかったものははっきりとつまらないと書いている。
ただしただの悪口にならないように、何がつまらなかったのかをきちんと説明し、その中でも1つは良かった点は探すようにはしている。そして”この作品はだめだ”というスタンスではなく、自分には合わなかったという謙虚さを持つよう心掛けている。

あらすじを書くのも要約する練習になっている。
難しいのは、話の本筋ではないけれども、細かいところが面白い時。
読書メモに残したいがそこまで目を向けていると、とんでも長いあらすじになってしまうので(そして割と長いあらすじなってしまうのだが…)、取捨選択が難しい…

昔は必ず1か所は引用することをルールにしていたが、読書メモのハードルを上げてしまったので、必須項目からは外した。
ただ引用しようという意識を持っていると、文章をより味わって読めるようになる気もしているので、できるだけ引用しようと思っている。

自分にとってあまりピンとこない本であっても、必ず何か与えてくれる本。
それらの記憶がなくなってしまうのはあまりにもったいなく、申し訳もないので、少々面倒くさくても今後も読書メモを残していく所存である。

因みに、完全自分用のブログではあるが、ほぼ必ずといっていいほど拍手がつく。
特にとんでもなく正直に書いた辛口メモに拍手がついていると、なんだかドキッとしてしまうのであった…

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