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『チョコレートパフェをピエール・マルコリーニにて』(銀座本店)

こんにちは、にわぞのです。
マガジン「おいしいもの、お好き?」のひとつ目は、
「ピエール・マルコリーニのチョコレートパフェ」
で始めようと思います。

◆はじめに


このマガジンにまとめる記事は、
先々、有料化しようと思っているものです。(時期未定。3記事目くらいから?)

構成としては、
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【無料部分】
・お店の概要紹介
・アクセス
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   +
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【有料部分】
・その「おいしいもの」に関する、にわぞののエピソード

(読み物です。ジャンルはエッセイ)
・再訪した場合は、そのレポート
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という二部構成でお届けします。

進めるうちに変える点もあるかもしれませんが、
まずは始めてみよう、という姿勢です!

ご愛顧のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

▲△▲

さてさて。


おいしいものが大好きな、私と友人たち。
そして組んだは、その名も『甘味調査隊』!
(甘味調査兵団ともいう)(てきとうなんです)

その気まぐれな活動のそもそもは、
マルコリーニのチョコレートパフェがきっかけでした。

おいしいもの巡りはここから、始まったのです。


◆今回のお店紹介

ピエール・マルコリーニは、言わずと知れた有名なチョコレート屋さん。
銀座本店はカフェがあり、
シンプルチョコレート
(ホット/コールドのチョコレートドリンク)

マルコリーニパフェ
(チョコレートパフェ、キャラメルパフェ、季節もののパフェ)
……が楽しめます。

まだ食べていない(まだなんですよ)エクレアも気になるところ。
(今回行ったらエクレアは売り切れだった。残念……食べたかった……)

●銀座店のカフェメニューはこちら

よしながふみのグルメ漫画、「愛がなくても喰ってゆけます。」
マルコリーニのカフェの存在を知り、
初めて来た時はチョコレートパフェとホットのシンプルチョコレート(とても濃厚)をどっちも頼むという、ちょっとハードな食べ方をした思い出があります。

カフェメニューのページにもあるとおり、
いつのまにかカレーが! 存在している……!

気になる……食べてみたい……

●お店へのアクセスはこちらから

◆おすすめするならこれ

パフェ。とにかくパフェ。
季節のパフェもありますのでパフェ。
今回は「ピスタチオ フランボワーズ」でした(2020年12/3)。


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(ここから先が本来は有料となる部分です)
(!再訪レポートあり!)

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◆ピエール・マルコリーニの思い出
『きっかけのパフェ』

「小麦粉調査隊」を名乗る友人N

友人Nはときどき、「私は小麦粉調査隊ですから」と言う。

それは
「小麦粉でできたものへのアンテナを、常に張り巡らせていますから」ということである。

要するにケーキやパンにかける情熱がすごいのだ。
いろんな店を知っている。
そして実際に食べに行っている。
そこを両立しているのがまたすごい。

彼女との出会いは、なんと言うことはない。中学高校の同級生だ。

私は中高一貫の女子校出身である。
そして6年間、学校の図書館に入りびたって好き勝手やっていたタイプの人間だ。
その頃からの友人とは、今でも連絡を取り合って観劇に行ったりなんだりしており、知り合ってから今年で27年目になる。

こうやって付き合いを数字にしてみると、なんというかすさまじい。
そんなに長い年月を共にしているとは。
人とのご縁というかなんというか、本当にふしぎなものですね。

そんな中高時代から一緒の友人Nとの仲が深くなったきっかけは、マルコリーニのチョコレートパフェだった。

◆◇◆

友人Nとまともに話をし始めたのは、高3の卒業式のリハーサルでだった。
前述の「知り合ってから中高含めて27年」は偽りないのだが、
図書委員を中心とする「図書館メンツ」(図書館に入り浸っている人々)は10人ほどいたし、場を共有していても直接話すきっかけがなくて、高3まで機会を逃していた。

例を挙げてみるとしよう。
何人かでアニメ「カウボーイビバップ」の話をしている時に「音楽のほうのビバップもかっこいいんだから」と彼女が言ったことがある。

今でも思う。その言葉に素直に食い付けばよかった! と。
そうしたらもっと早く、仲良くなっていたかもしれない。

当時の私は歌もののスタンダードジャズをちょろっと聴いており、
また4つ上の兄の影響もあってビッグバンドジャズやらなんやらをつまみ食いしているような状況だったため、ビバップというジャズのジャンルがあるということは知っていた。
(なお、いまだにジャンルの聴き分けはできない)

なのだがどうにも、何と返せばいいのかがわからなくなり、私は黙っていたのだった。

卒業式のリハーサルで何とか会話をしたものの、
大学生になり、そののち年3回くらいの頻度で会う時も、やっぱり話せなかった。
どういう話題が会話に適しているのかがわからなかった。


ふとしたことからマルコリーニへ

そのまま10年ほど経って、元図書館メンツの会話が、メールではなくTwitter上へと移動した。
以前よりもやりとりが楽になり、皆が何に興味を持っているのかが分かりやすくなったのも、Twitterの効果だった。

ある日、
Nが「マルコリーニの銀座店って(工事をしていたので)閉店してるの?」
という誤解したツイートをし、
私が「違うと思うよ?」と返信をした。

だがネットではどうにも確証が得られず(工事のお知らせが見つけられなかった)、じゃあ直接確認しにいこうぜ! と初めての約束をしたのだった。

平日の夕方に待ち合わせ、店の階段を登る。
カウンター席に座って本当にたわいない会話をしてパフェを待った。
天気の話とか、友達の誰がどうしたとか。そんな内容だったと思う。
私はやっとNと話せたことがうれしくて。
それでも話題は選びつつ、だった。

パフェが来てからは大興奮で、おいしいおいしいと繰り返し言っていた記憶がある。
                                  
マルコリーニのカフェに行くのは、この頃はもう3回目くらいだったかと思う。
なのだけど、どうにもNと一緒にパフェを楽しめたのが、心底うれしかったのだ。
10何年分喜んだその日から、私達は宝塚を一緒に観にいくようになり、おすすめの食べ物はもちろんのこと、本や音楽を紹介しあうようになった。

これが私と友人Nの、おいしいものの食べ歩きの始まりだ。
あのときパフェを食べに行く約束をしなかったら、こんなに仲良くなっていなかったと思う。

実はこのパフェのあと、何を思ったか私たちは資生堂パーラーに行き、
私はオムライスを、Nはカレーライスを食べたのだ。

マルコリーニからの資生堂パーラー。
チョコパフェからのオムライス。

お腹にも財布にも、なかなかの負担だったけれども。
(おいしいからいいのです)


その日の別れ際、
Nは「またおいしいものを食べにいこうよ」と言ってくれた。
今日はちょっと豪遊しちゃったけども、と付け足して。

むろん私はうなずいて、また行こう! と返したのだった。

こうして甘味調査隊は発足となり、また別の友人を巻き込みつつ、甘味を食する会を開くのだった。

たのしく食べることこそよろこび! 

なんにせよ、これに尽きる。


◆noteを書くので再訪してみた


さて。
このnoteを書くことをきっかけに、友人Nとともにマルコリーニへ行った。
そして注文したのがこちら。

マルコリーニキャラメルパフェ

チョコレートパフェ……ではない。
キャラメルパフェだ。

確認のために来たというのにキャラメルパフェを選んでしまったのだ。
なのでこの記事の見出し画像がキャラメルパフェなのだ……
一時の欲望に負けた……

だがおいしいので! いいのだ!! ということにする!!!


◆というわけでキャラメルパフェです

タイトルの伏線回収のようなことはできなかったのだが、
このキャラメルパフェがまたおいしくて。

マルコリーニパフェ3

友人Nが頼んだのは、右の季節のパフェ、
「ピスタチオ フランボワーズ」
私は左のキャラメルパフェ

おそらく今回が初めての注文だと思う。
いつも迷った末に、結局チョコレートにしてしまうのだ。

なので今回のテーマからは若干外れるが、
キャラメルパフェの報告を書こう。

・スッと口の中で溶けていく生クリームとキャラメルクリーム
・ミルクの味がしっかりしたクリームなのに、後味がさわやかなので負担にならない
・洋梨のコンポートの強すぎないアクセント
(公式サイトの紹介文を読んでやっと何の果物か分かった)
(リンゴ? 桃? とぐるぐる迷っていた)

・とにかくキャラメルアイスがおいしくてたまらない

写真の左はしに写っている、四角い白いお皿は添えられた岩塩。
食べ進めていってからの、いわゆるちょっとした"味変"というやつだ。
アイスやクリームのまろやかさに慣れた舌をハッとさせるような、
味のしっかりしたおいしい岩塩だった。

もちろんキャラメル味との相性は最高で、

塩をかけてひとくち。
こんどはかけずにひとくち。

ひとくちごとにおいしさが新鮮に感じるのだ。
おかげで最後まで味を楽しんで食べられた。
こんな作用があるんだなあ。

まったくもって幸せな時間だった。また食べたい。
やはりパフェはいい。人生を豊かにする食べ物だ。

そんな大袈裟な言葉を選びたくなるほどに、
マルコリーニパフェのキャラメルはおいしかったのであった。


◆◇◆

予定よりだいぶ長くなってしまった……!

このような感じで、

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【無料部分】
・お店の概要紹介
・アクセス
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   +
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【有料部分】
読み物。ジャンルはエッセイ
・その「おいしいもの」に関する、にわぞののエピソード

・再訪した場合は、そのレポート
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という二部構成でお届けしていく予定です。

身の丈にあった挑戦かは分かりませんが、挑戦しないと丈が伸びないものですから。

マガジン「おいしいもの、お好き?」を、どうぞよろしくお願いいたします!

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