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ART memo. 2022-vol,3
Leandro Erlich
『Swimming Pool』
金沢21世紀美術館
金沢21世紀美術館の常設作品でも有名な
『Swimming Pool』
知っている方も多いと思います。
プールでありながら
水は水面にあたる部分に
ガラス上10cmの水が張ってあるだけ。
水中にあたる空間に入れるという
環境を作り出した。
見て理解はできるけど実際に体験してみて
自分の不思議な感覚✨
新しい感情✨
に出会える。
固定観念を鮮やかに覆す彼の代表作は
新しい体験をもたらしてくれる。
![](https://assets.st-note.com/img/1644912974964-eajgfZii8L.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1644913014380-WNRCPmRupE.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1644912989727-m58itWW50K.jpg?width=800)
この作品は、内部にも入り込める。
中からは、
水族館にいるような
水中に造られたカフェ空間など
世に出ている水中の空間でありながら
そこが誰もが体験したプールであるという
固定的な条件にあることで
違和感を生む。
新しい遊びを見つけた
子供の様な感覚✨さえ沸き起こる。
![](https://assets.st-note.com/img/1644916859077-t1mISQS3z4.jpg?width=800)
外からは、
そこがプールであるという認識と
その中に人がいる事には違和感を覚えないが
何かが違和感。
そう、水中の人の動きがスムーズなのだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1644913066019-Ds6zeUQs6p.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1644913090636-Vsk8pQSmOZ.jpg?width=800)
✣ 作品概要 ✣
✣ Leandro Erlich ✣
レアンドロ・エルリッヒ
建築を学んだ後にアートの世界へと活動領域を広げ
現在もっとも注目されるアーティストのひとり。
![](https://assets.st-note.com/img/1644915428389-c9tlivrAJB.jpg)
レアンドロ・エルリッヒ(Leandro Erlich、1973年[1] - )は、アルゼンチンの首都ブエノスアイレス生まれ[1]の芸術家、現代美術家。人間がどのように事象を捉え、空間と関わり、現実を把握していくかを追求する作品を多数発表している。
作品の多くは建物の一部などの立体的な造形で、錯覚の利用や、鑑賞する行為自体が作品の一部になる体験型となっている。例えば、作品『建物』は、建物の外壁や窓を床上に再現して人が立ち入り、それを斜めに傾けた鏡に映すと、人が建物を這い上ったり、壁に立ったりしているように見える[2]。
日本においては金沢21世紀美術館に常設されている『スイミング・プール』が有名である。また2017年には過去最大規模の個展が森美術館で開催された[3][4]。 前橋市の白井屋ホテルの一室も手がけた[5]。2021年12月には十和田市現代美術館に『建物─ブエノスアイレス』が常設展示されるようになった[6]。
作品紹介
人の知覚を揺るがすような作品を通してエルリッヒは
我々がどのように事象を捉え
空間と関わり
そして、
現実を把握していくかについて探求しています。
知覚や認知といった問題を扱いつつも
科学的実験の厳密さではなく
ユーモアとウィットに富んだ
だまし絵のような手法によるエルリッヒの作品は
作品を体験する人同士の関係を解きほぐし
人々が共有できる場を生み出します。
金沢21世紀美術館のプールや
越後妻有里山現代美術館のトンネルなどの
常設作品のほか
鏡などを利用して
観る側を巻き込む作品で人気が高い。
近年、
日本だけでなく
台湾・韓国などアジア地域での
展覧会が加わってきた。
世界各地で実現している参加型の
「ル・バチモン」など
日本国内でよく知られた作品を
観るだけでもその多様なアイデアに驚かされる。
✣ The cloud(Japan) ✣
『雲の博物館の様な作品』
薄暗い展示室内にふわっと浮かぶ
日本の形をした白い雲は
2014年にアートフロントギャラリーで発表した
『雲』シリーズの作品。
![](https://assets.st-note.com/img/1644919208318-zLyYtwWpAK.jpg?width=800)
size: 199.5x205x81cm
medium: 高透過ガラス、セラミックインク、木材、ライト
(Photo: Hasegawa Kenta , courtesy : Mori Art Museum, Tokyo, Japan, 2017)
![](https://assets.st-note.com/img/1644921371769-sryItjvTPF.jpg?width=800)
size: Japan, UK : 199.5 × 205 × 81 cm / France, Germany : 199.5 × 160 × 81 cm
medium: 高透過ガラス、セラミック・インク、木材、照明
(Photo: Hasegawa Kenta , courtesy : Mori Art Museum, Tokyo, Japan, 2017)
![](https://assets.st-note.com/img/1644919467126-1nbCDAg5mY.jpg?width=800)
size: Japan, UK : 199.5 × 205 × 81 cm / France, Germany : 199.5 × 160 × 81 cm
medium: 高透過ガラス、セラミック・インク、木材、照明
(Photo: Hasegawa Kenta , courtesy : Mori Art Museum, Tokyo, Japan, 2017)
フランス、ドイツ、イギリスのブリテン島、日本の
国の形を雲に見立てた作品《雲》。
空を見上げて形を変え続ける雲に
人は様々な想像を反映させてきました。
一見すると幻想的な美しい作品ですが
雲は常に動き続けており本来、形の無いもの。
同じく地形も常に動き続けている
国土の大きさや形・国境などの境界線を引いたのは
人間なのだということを改めて気付かされます。
![](https://assets.st-note.com/img/1644919814264-Km6ca0tHI4.jpg?width=800)
撮影=本誌・武蔵俊介
森美術館で開催されたエルリッヒ大規模展では
非常に大型の雲が4体展示室に並んだ。
テーマは『見ることのリアル』
2017年12月1日
バーチャルリアリティー(仮想現実)が
日常に浸透している現代にあって
エルリッヒの作品は鑑賞者に
生身で体験する大切さや面白さを
感じさせてくれます✨
今日から
貴方の価値基準を取り戻していきませんか?
貴方だけのリアルで生きる楽しさを
始めましょう✨
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