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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
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ミステリー小説が好きな人にプレイしてほしい『未解決事件は終わらせないといけないから』というゲーム

前置き

ミステリー小説が好きな皆さん初めまして庭亀と申します。
普段は競馬の予想を投稿しているのですがなぜこのゲームの紹介をしてるのかと言いますと。
普段ゲームをしない小説好きの方がこのゲームを知らないのはもったいないと感じ、認知を高めるために書きました。
つたない文章ですが拝読してもらえると嬉しいです。


そもそもどんなゲーム

『未解決事件は終わらせないといけないから』は、韓国の個人開発者Somiさんが作成した。2024年1月18日にSteamにて800円で販売されているゲームです。
5月4日時点のレビューでは2699件中2638件が好評となっている大人気作品です。

ストア内に書かれてある物語の荒筋としましては、

2012年2月5日、公園で遊んでいた少女・犀華が行方不明になったという通報があった。
警察は聞き込みと捜索を繰り返すが、事件は解決せずに未解決事件の書類ファイルに眠る。
清崎蒼警部の退職から12年後、ある日訪ねてきた若い警官。
彼女は清崎が解決できなかった「犀華ちゃん行方不明事件」を終わらせるよう協力を要請してきた。
清崎はバラバラになった記憶のかけらを思い出して再構成するが、明らかとなったのは犀華の周りの全員が嘘つきだったということだけ。

『未解決事件は終わらせないといけないから』Steamのこのゲームについてより引用

12年前に行方不明となりそのまま未解決になったを事件を解決するためのミステリーノベルゲームです。

ゲームの内容としては、バラバラになった記憶のかけらを思い出して再構成すると書いてある通り、事件時に行われた会話がバラバラに登場しそれを時系列順に並び変える推理とパズルゲームと合わせたノベルゲームとなっています。
エンディングは2つあり、想定プレイ時間としては2~3時間で終わります。私は推理が苦手だったため約4時間で2つのエンディングを見ました。

このゲーム、前述の通りノベルゲームとパズルゲームが合わさっているものとなっており、エンディングを見た後このシステムにしているのはこのためだったのかと唸る作品でした。そしてストーリーが良く小説になっても楽しめる出来だと感じました。ただ矛盾してしまいますが小説ではこの物語を表現できないとも感じるストーリーでした。このシステムだからこそこの物語を表現できているのだと思いました。

以上がこのゲームの概要となります。
気になりましたらぜひ購入をしてみてください。

と書きましたが、私の文章力ではこのゲームの魅力を表現できていないと思います。
なので、以前知り合いから言われた、小説を進めるときには起承転結の起まで説明するのが良いとのことなのでここからはネタバレありで書いていきたいと思います。

もしこの時点でこのゲームが気になる方は購入をしてください。

ネタバレありの作品紹介

とある場所におばあさんがいました。おばあさんの名前は清崎蒼。その場所に1人の女性が現れ語り掛けます。

あの子のと、覚えていませんか?
犀華です。宮城犀華。

”宮城犀華”…「犀華ちゃん行方不明事件」にて行方不明になった子。
そのことは清崎蒼にも記憶にありました。

しかし、未解決事件という事もあり犀華は見つかりませんでした。
そして犀華の父親の宮城哲郎さんから望まれて未解決事件として処理されました。

しかし女性は言います。

「歴史とは、不完全な記憶が文章の不備と出会うところに生まれる確信だ」と言います。
あなたは「全然わかってない」って意味です。

清崎蒼は何か勘違いをしているという事なのでしょうか。
確かに女性が言っていたこの文章、

あなたが見つけてくれたあの子、どう成長したのか知っていますか?

行方不明の未解決事件にもかかわらずあたかも少女が見つかっているように読めます。これは一体どういうことなのでしょうか。

とりあえずは、女性が言っているように事件の始まりと終わりを思い出すことにしました。

刑事さん、本当のことをお話しします。
死んだんです。
あの子は・・・・・・とっくに・・・・・・死にました。
もうこの世にいないんです!

またおかしなことになってきました。
清崎蒼は見つからなかったという言い方
女性は見つかったかのような言い方
そして犯人は自首をし、犀華はなくなったと言います。
ここでこのゲームの概要を再び読んでみましょう。

「この事件、初めて接したときにすごく驚いた覚えがあります。誰もがそれぞれの理由で嘘をついてました。」

つまりこの中で事実を言っているのが1人か全員が嘘を言っていることになります。

犀華ちゃんを連れ去った人があとで自首をしても、知らないふりをした記憶と。
あの子が・・・・・・もう死んだことを知りながら・・・・・・最後まで真実から目を背けたことも。

清崎蒼やっていることめちゃくちゃである。
事件を隠蔽したと語り始めました。
警察官としてよくやってこれましたね。
しかし、特に隠蔽したくなるような内容でもないのなぜ目を背けるようなことを行ったのでしょうか。

女性は公園での記憶を思い出そうと提案を行います。

さて、ここからはこのゲームのチュートリアルが始まります

ハッシュタグのついた言葉、今回の場合#公園という言葉から関連する会話を思い出すことができます。
越して今回思い出した会話は

今回の誘拐事件の聞き込みを行っている会話ですが、不自然である。
どれも口調が違っており、3枚目にいたっては孫娘の話を行っている。

ここで再びこのチュートリアルが始まります

今度は、アイコンをクリックすることにより別の人物の会話として変更することができます。

事件から12年たっており、さらに清崎蒼は事件について忘れようとしていたためか会話自体は思い出せても誰が行っていたのかが混在している状態になっている。
これがこのゲームのパズル要素になっています。

以上がこのゲームの起承転結の起の部分です。

さて、この事件はいろいろと不自然なことが多くあります。
なぜ犀華の父親は未解決事件にしたかったのか。
なぜ犯人は自首をしたのか。
なぜ犀華は死んでしまったのか。
なぜ清崎蒼は事件を隠そうとしたのか。
なぜ女性はこの事件を解決しようとしてるのか
そしてこの女性は何者なんでしょうか。

もしこの話が気になる方はお値段は800円なので小説を1冊買う感覚でSteamで購入してみてはどうでしょうか。

以上つたない文章でしたが拝読していただきありがとうございます。


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