見出し画像

庭ぐらしダイアリー hatake day17

昨日は久しぶりのJさんとYさん3人での畑仕事だった。
前の日に雨が降っていたが、当日はすっきり晴れていた。
昔から11/3は晴れるのよ、とJさんが車の運転席で教えてくれた。

早速仕事に取り掛かる。今日はやることが多いのだ。
畝を3つ耕して、玉ねぎの苗を植えて、ポポロ(イタリアの空豆)、グリーンピースを植えるなどなど。

まずはポポロを定植する準備に取り掛かる。
右手前の2つをもう一度耕し、畝を作り直す。
前にも書いたかもしれないけれど、この畑は昔雑木林だったこともあって水捌けが良いため、畝は高さを抑えて平たい台形にしておく必要があるそうだ。

オーナーさんは初期の高い畝のときに「これでいい」と言っていたのに、、、できればもう少し早く教えて欲しかった!!
文句を言いながら、額に汗を流しながら、3人で直す。

画像2

そんな作業をしているときに、ひょっこりと一人の男性が現れた。わたしとしてはしょっちゅう見に来られる(いろんな人が、通るたびに気にして話しかけてくる)ので、誰か来た!と身を硬くした。
すると、どこかで見たことある(だけどいつも一緒にならない)方だった。JさんとYさんは、「どうも!」と挨拶している。
いまだに分からずぼんやりしていたら、2人が「これが前言ってた先生だよ」と教えてくれる。
前に、畝の作り方から、種まきの仕方まで丁寧に教えてくれた方がいる、と2人から聞いていたが、わたしは前回会えていなかったKさん(通称「先生」)だった。
今までいろいろ突っ込まれてきたわたしとしては、どんなことを言われるかと身構えていたが、先生は物腰柔らかで、丁寧に滑らかに説明してくださる。それにびっくりしてしまった。こうやって伴奏するように教えてくれると、とても助かる。おかげで、いろいろ話を聞くことができた。

玉ねぎの苗は、Jさんが用意してくれていたのだけれど、もしかしたらダメかもしれない、とおっしゃった。わたしとしては、まだ青々している苗もあるから、希望を捨てずにやりたい、と申し出たところ2人も先生も、とにかくやってみたらいいと寛大にOKしてくれた。(ついでにわたしのベランダの子たちも畑に持ってきて植えてやった)

ミニ大根とカツオ菜の様子をみる。カツオ菜は新鮮な葉をポロリと落としたものが落ちていて、先生が「ネキリムシがいるはず」と土の中をそろそろ掘り進めた。
そんな中にいるのだろうか?とそっと見守っていると、先生が横にいたYさんの手にひらに、ポロリと何かを落とした。よく見ると、シャクトリムシより少し大きくて黒い虫がモゾモゾ動いていた。これがネキリムシ。根元の部分を噛み切って、野菜をダメにするらしい。
そうして、カツオ菜は1つになってしまった。改めて、大事にしようと誓う。
カツオ菜は間引き。ダイコンサルハムシに気をつけよ、とのことだった。1匹だけテカリと光る小さな虫を発見。その子を入れないように不織布に土をかぶせた。

横にはグリーンピース。こちらもハトが来ないように、念のため不織布をかけておく。雪が積もれば、全部ダメになるので、雪避けはしなければならないよ、とのことだった。

ポポロはYさんのベランダでスクスク成長していたのだが、種をまくのが早すぎたのか、ヒョロヒョロしていた。とりあえず畝を2つ使って8つの苗を植える。支柱をする時も先生はひょっこり顔を出して、ひもの結び方を丁寧に教えてくれた。

画像1

最後に、買ってきたエシャロットも植える。調べてみると、ネギ科で日本ではラッキョウを土寄せして若いうちに収穫したものだそうだ。日本のものは本来エシャレット(フランスにあるエシャロットとは違う野菜なのだけれど、こちらの名前が有名になってしまっているらしい)と言うらしい。
とにかく、ラッキョウのような、玉ねぎのような、ユニークな野菜、と言うことは確かである。

ようやく全ての畝が埋まって、3人誇らしい気持ちで畑を後にした。
これから、どうなるのか楽しみだ。うまく育っていけるよう、できるだけ伴奏してやろうと思う今日この頃である。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?