庭ぐらしダイアリー hatake day 15
昨日はJさんと一緒に畑へ行く。
今日は趣向を変えて、行きは畑に集合することにした。
途中にある郵便局に寄りながら、一人ぼんやり歩く。
もう冬に向かっているはずなのに、今日は少し暑い。
でも、空気がヒヤリとしているので、歩くのも苦にならない。
畑に着くと、トマトおじさん(今はすっかりナスおじさんになっているが、、、)と横の畑のおじさんが、何やら話し込んでいる。前から思っていたが、二人は仲良いのだろう。
そんな二人を尻目に、一人小屋のベンチでぼんやりしていた。
向こうの方で女性が水やりをしている。
そのもっと向こうでは、山がほんのり赤くなっている。
季節はいつの間にか過ぎていた。
Jさん到着。
一緒に話しながら雑草を抜く。
謎のネギみたいな雑草が、奥まで根を張っていて、なかなか根っこまで取りきれない。
横をみると、Jさんは早速球根みたいなものまで、きれいにとっている。
わたしも負けじとミニレーキで土をかく。
作業しながら話すと、話が弾む。
畑に関係ないことから、モヤモヤしていたこと、政治の話、歴史の話など、ネタは尽きない。
途中、オーナーさんがふらりとやってきた。
「やっとるかー?」と聞きながら、畑に入ってくる。
今の状態を報告したら、うんうんと言いながら、フェードアウトして行った。
もう一つの畑の区画に、雑草を貯めるエリアを開拓するのに忙しいらしい。
あともう一仕事、と思った時、お腹がグーっと空いてきた。
時計をみると、もう12時半になっている。
必要なものを買いに行きがてら、ランチに行こうということになって、いったん畑を後にする。
ランチは、以前から気になっていた喫茶店へ。
源氏物語の登場人物の名前が付けられたコーヒーがメニューにずらりを並んでいた。
源氏物語の史実の話、家族の話、人生での学びをJさんから聞きながら、BLTサンドと朧月夜を味わう。
時を忘れて喋っていたら、14時を回っていた。
近くの園芸店に支柱を買いに行く。
ついでに野菜の苗も、参考程度に見てみた。
いろんな苗が小さいポットに身を寄せ合っていて、見ているだけで癒された。
野菜の苗だけでなく、たくさんの観葉植物が大きなビニールハウスにびっしり敷き詰められているこのお店。
いつかここで観葉植物を買ってもいいなあ、と妄想は膨らむ。
支柱を買って、畑へ戻る。
支柱を立て、その上から不織布を張って、虫が入らないように土をかぶせる。
水もたっぷりやって、今日の作業を終えた。
帰りはJさんに車で送ってもらう。程よい体の疲れが後からやってきて、「あー今日は一日中地球で遊んだ!って感じだなあー」と背筋を伸ばしながら思った1日であった。
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