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庭ぐらしダイアリー hatake day5

今日はJさんとYさんとの一週間ぶりの畑活動日。
すでにペットボトルの水を飲み干しそうなくらいの暑さを感じながら、出発する。
朝イチで行ったので、そんなに来ていないと思ったのだが、何人かの方が自分の畑の手入れをしていた。

オーナーさんを待っている間に、Yさんに干した梅をいただく。
やっぱりこの猛暑には、水と塩分。補給しなければ、熱中症になりそうだ。みなさんも、暑さには十分気をつけてください。

そうこうしていると、オーナーさんがやってきた。
相変わらず、のんびりした様子で、「暑いからさっさとやっちゃおう」みたいなことを言った。来るなり、「人数多いなあ」と笑いながら言った。友人と行くと何度も言ったのに、と思って笑そうになる。

そうして今回のメイン、堆肥をいれる作業が始まった。
正直、堆肥を耕運機で畑に混ぜ込む作業だけだと思ってたので、20分もあれば終わるだろう、今日は楽だろうなあ、くらいに思っていた。

それが大きな間違いだった。

最初はバーク堆肥(樹木の皮を燃料とした堆肥)を撒いた。さらに鶏糞と有機堆肥を入れたら、耕運機のご登場。15センチくらいの高さを、耕運機で掘りながら混ぜる。

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(今回お借りしたミニ耕運機)

久しぶりにエンジンの機械を動かして、ちょっとワクワクした。機械のエンジンを入れて、前に動いていく耕運機を引きながら、土をかき回す。振動で手が少しジンジンしながら、3人で交代しながら楽しんだ。

あー、今回の作業が終わったなあ、、、なんて思いながらぼんやりしていたら、クワを持ってと言われる。頭に「?」マークが3つ浮かぶ。
「まずここに線を引いて、、、」
言われるがままに、線をひいてみる。
「ちょっとちょっと、植木屋さん(わたしが以前植木屋をしていたから洒落で呼ばれた)、それじゃあ5時間くらいかかるよ」
そう言って、クワでガンガン掘り返しながら、オーナーさんは小さな山を作っていく。あとはこんな感じで頑張れ、と言い、オーナーさんはどこかへ消えていった。

そこでようやく、畝を作ることがわかった(遅すぎ!)。
3人でヒーフー言いながら、なんとかラインの土を左右に分けて、小さな山を作る。

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(理解できてないのに、言われるがままにラインを引くわたし)


通りがかりのおじさん(new!)が、私たちのヒーフー姿を見ながら、
「これはしんどいなあ。10分作業したら、20分休憩しなければあかんね」
と言って労ってくれる。
ここにはピースフルな人しかいないのかもしれない。優しさを感じながらも、またヒーフー作業に戻る。

休憩を挟みつつ、なんとか”畝っぽい”ものが完成した。
わたし「あれ?これすでに結構畝っぽくありませんか?」
Yさん「ほんまやねえ」
休憩しながら、割とできたな、もう少しかな、と思い始める。暑さでぼんやりしながら、もうひと頑張りしましょうか!と立ち上がりかけたタイミングで、オーナーさんが戻ってきた。


ゴクリ、、、緊張しながら、次の言葉を待つ。
「あれで完成やね。あとは二分割したらええよ」

よっしゃああーーー!!
土が足りない、まだまだもっとだ、と言われるかもしれない。そう言われるとおもったので、作業がほとんど終わったことが単純に嬉しかった。(畝作りは地味にしんどいのだ)
今日最後の2分割作業に取り掛かり、レーキで平にならしたり、大きめの石を取り除いたりして、ようやく完成した。
最後はなんだか芸術品を完成させた気持ちになった。

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(なんとか完成した6等分した畝)

帰り際、水道近くで、オーナーさんにもらったキンカントマト(冒頭の写真)をかじった。
酸味のあるみずみずしい味が口に広がった。楽し疲れた夏のひと時だ。次の種まき作業を楽しみにしつつ、畑を後にしたのであった。

〜続く〜

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