庭ぐらしダイアリー hatake day12

今日は、初めてYさん2人で畑に行くことになった。
そんな大事な日に、寝坊。もう少し朝早く起きることを心がけようと思いながらも、少し遅れてしまった。

Yさんは、相変わらず朝から元気で、すでに待ち合わせ場所にスタンバイされていた。
お互いに歩くのは好き同士だが、いつも割と苦行みたいな感じなので、大丈夫かなと少し心配しつつ、スタートする。
(Yさんはわたしの最寄り駅から畑に行くのは初めてだった)

歩きながらいろんな話をする。
Yさんは、わたしが昔通っていたライター・編集の教室の先生だった。
だから、いろいろ省略して「先生」と呼ばせていただいている。
その教室は、かなり個性的な人が多い。同期だけでなく、先輩も後輩も関係なく飲み会で会ったりするので、よく顔合わせる人も多い。
わたしは「飲み会」は苦手だが、教室の飲み会は行きたくなるくらい楽しかった。

そんな教室の話から、なんやらいろんな話をした。
当時のわたしは18歳でお酒も飲めない(周りはみんな社会人だった)ので、いろんな意味で浮いていたが、優しくしていただいた。
だからだろうか、今でも年上の方と交流することが多い。

いろいろ話している間に、畑に着く。
話に夢中で歩きが苦にならない。
これはすごい。
今までで一番楽に来れたかもしれない。

畑に着いて、とりあえず雑草を抜いて水まきをした。
玉ねぎとビーツは頑張っていて、もう少し見守ってやろうと思う。
他の子たちはなかなか伸び悩んでいたので、また改めて種まきすることになりそうだ。

9月中に撒いた方がいいのはわかっているのだが、とりあえず、自分たちができるペースでしかできない。
種からの成長が見たいので、ポットに種まきからできればいいかなと思ったり、いろいろ考えてみる。

オーナーさんに、不織布の取り外しのことを聞く。
長年農業に携わっているオーナーさんでも取り外しの時期は悩むらしい。
「農家さんは、毎日観察することでわかる言いはるんやけどなあ」
なるほど。どこに行っても大切なことは「観察」。
いまだにどうやればいいのかわからないのだけれど、できる限り「観察」しようと決めた。

今日もたくさんの人が来ている。
男女二人の方が、今年の夏とれた野菜の写真を見せてくれる。
ピーマンは強くて、何度も美味しいものがとれたと顔を笑顔で語ってくれた。
オーナーさんが、「ピーマンはカツオと食べたらうまいぞ」と豆知識を披露。
どちらも高知が名産らしい。名産同士の掛け合わせは美味しいのだろうか?

最後に種付きの雑誌をいただく。
パクチーは昔やってかなり育つ(しかもめちゃ強い)ので希望あるなあと思った。
他の野菜も、やってみると楽しそうだ。
まだまだ試行錯誤の日々は続く。

帰り道もYさんと話しながら帰る。
行きと同じで、楽しくて一瞬の道中だった。
同じことをしていても、こんなに違うのかと驚くばかりだ。

わざわざ遠くから来てくれたYさんのおかげで楽しい午後だった。
畑の日々はこれからも続く。

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