庭ぐらしダイアリー hatake day 22
本日は、3人で畑納めをしてきた。
師匠が「くんたんもっと持っていけ」と言ってくださったので、早速師匠のお店へ向かい、くんたんを二袋持って畑へ向かう。
もうかなり大根ができていたので、側にいた管理人さんに聞きながら収穫することにした。おまけでついてたミニ大根。ずいぶん立派に育ってくれたものだ。
意外と引き抜きにくく、土をかき分けながら2本引き抜く。
近くの畑の方が、わたしたちの大根の3倍くらいの大きさの大根を収穫していたのでびっくりしつつ、自分たちで作ったというこの誇らしさ。
今年は試行錯誤の1年で、でも充実した1年だった。(厳密にいうと半年もないくらい)
畑を見学しにいき、借りるところから始まった8月。
暑い夏に滝汗になりながら耕し、一歩めもわからないながら、みんなで調べて種をまいた。
数日こなかったら溶けるようになくなったにんじんやかぶにショックを受けながら、他の作物をどうやったら助けられるのか考えた。
周りの畑の隣人たちにいろんな意見を聞き、ダイコンサルハムシを見つけ、虫の対策をする大切さを知った。
初収穫したビーツで自分たちで作れる喜びを感じた。
風よけを立てたり、工夫したことで、管理人さんに褒められるまでに成長した12月。
その合間には季節ごとに変化していく山の景色、気持ち良い風を感じたり、疲れを甘いもので癒したり、毎回お茶を飲みながらいろんな話をしたことが一瞬で頭を駆け抜けていく。
これがなければ、師匠ともう一度一緒に何かをすることはなかったかもしれない。他の人の作っているのを見て、自分で手を動かして作物を作ることはなかったかもしれない。畑の難しさを身をもって味わわなかったかもしれない。同時に、芽が出た時の喜び、収穫の嬉しさも感じることはできなかったかもしれない。自然とともに季節を感じ、植木屋の時のように「夏は暑くて冬は寒い」という当たり前を体感してじっくり感じることはなかったかもしれない。
始めたから、見れた景色がある。
いろんな思いが巡り巡る。
師匠の自然食レストランでランチをいただき、JさんとYさんとともに来年に向けてどんな畑にしていくかについて話した。
これからも、またいろんな景色を作っていけると思うと楽しみである。
畑よ、ありがとう!
来年はもっと素敵な畑にしよう。
すでに空いたスペースに、にんにくを植える計画も始まっている。
土と、風と、太陽と、教えてくれる人と、共に作業する仲間と。
また新たな風景に想いを馳せて。
JさんとYさんのおかげでここまでこれたと思う。
ありがとうございます。そして、引き続きよろしくお願いいたします。
2020.12.26
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