見出し画像

庭ぐらしダイアリー hatake day21

ついに畑に師匠がやってきた。
数年前にお世話になっていた師匠である。
先日、籾殻をまこうと思っていると話したら、「くん炭にしてまいた方が良いよ」「一緒に作ったらええ」と言うので、師匠の仲間と共にくん炭を作って畑に撒かせてもらったのである。
「おかげ様で畑が黒くてカッコよくなりました!」と報告したら、「せっかくだから畑を見に行こうかな」と言う話になり、今日という日が実現した。

車で行くのかな、とぼんやり思いながら向かったら、こんなに寒いのに半袖姿で立っている師匠がいた。
結局歩いていくことになって、先に向かっていたJさんとYさんに連絡を入れた。

歩きながら師匠と色々話した。
意外と話せるネタっていっぱいあるな、と思いながら、20分ぐらいの坂道を共に登っていく。

畑に到着したら、2人は私たちの畑の前でラジオ体操をしていた。
正しいラジオ体操について語り合っていたらしい。
つくづく面白い方々である。

師匠と共に、残ったくん炭を全部まく作業と西風から作物を守る風よけを作る作業をした。
作業が終わると、冬の冷たい風を浴びながら、土を触っていると、「ああ、生きてるなあ」なんてしみじみ思う。共にこの感動を味わえる人がいて、幸せものである。

そのあとは、いつもの行きつけの喫茶店でお昼をいただきながら、いろんなお話をした。
組織や続けていくことの難しさ、自分らしく生きること、たくさんの学びとこれからについて。
いろんな話題が出ては入ったりを繰り返しながら、時間は過ぎて行った。

喫茶店で話したとき、Jさんが見せてくれたある畑の写真を見た瞬間、「わたしが作りたかったのはこれかもしれない!」とハッとした。
そして「庭畑」という言葉で「それだ!」と思った。

庭のような、畑のような、そんな世界をわたしは作っていきたいのかもしれない。
今度はコンパニオンプランツなどを調べて、デザインしたり、どんな畑にしたいのかを考えたいと思う。
これからが楽しみだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?