庭ぐらしダイアリー hatake day6
9月6日(日)てんき:晴れのち小雨
今日は久しぶりの畑の日。いつものように、集合して車で畑に向かう。
9月に入ったというのに、まだ太陽の日差しが強い。
畑を見ると、雑草がちょっぴり出ていた。
前回までに、夕方に通り雨があったりで、雑草出てるだろうなあ、、、と思っていたけれど、そんなに多くなかった。
とりあえず、雑草を抜いていく。
すぐに雑草は抜き終わる。さすが3人いるから早い。
終わってちょっと一息ついていると、「また来たんだねえ」みたいな感じで畑を借りてるご婦人がやってくる。
「後ろ振り返らなくても分かったわよ」とちょっと笑って言う。
確かに、家族連れ以外は、一人で世話している人が多い(1区画、それくらいの大きさとも言える)から、私たちはちょっと目立っているらしい。あとは、服装が重装備(そうでもないと思うんだけど)らしいのだ。
そんなこんなで、ちょこっと話をしつつ、もう一度畑に向かう。
本日のメインイベント、種まきだ。
私たちが選んだ野菜は、人参、かぶ、ビーツ、空豆(ポポロ)、玉ねぎ、ブロッコリーの6つ。
それぞれ発芽の適温が15℃〜20℃くらいで低め。今年の夏は高温だったので、種まきの適期と適温が微妙にずれているらしかった。
これから涼しくなっていくことを期待しつつ、種をまく。
種は強いはずだ。種の力を信じよう。
端の区画で、以前トマトをくれた畑のおじさまが、「不織布をベタがけした方がいいよ」と教えてくれる。
せっかくのアドバイスだから聞こう、と満場一致で近くのホームセンターを探していくことに。
方向感覚、記憶力バッチリの頼れるJさんの運転についていく、いつものパターン。
と思いきや、連日の疲れて、少し感覚が狂っていたらしい。
慌てて後ろの助手席でGoogle先生に頼ってマップ通りナビを代打。
普段車に乗らないわたしの、徒歩ルートを案内するミスで道に迷う。
さらなるロスになってしまったが、なんとか近くのガーデンショップに移動し、不織布をゲット。
白いマユみたいな生地感で、種が流れないようにするものらしい。(他にも、虫や鳥から作物を守ってくれるなど)
急いで畑に戻り、マユ生地を丁寧に畑の上にかけて、石を置く。
ちょうど小雨が降りそうになっていた。太陽は出ているので、狐の嫁入りだ。
そうして畑を後にしたのだが、わたしの師匠に会いにいくことになった。
師匠は、わたしが一番はじめに農について、生き方について、仕事観について学んだ師匠だった。
3ヶ月と言う短い期間だったけれど、その時のことは今でも印象深い。
しばらくは連絡が途絶えていたにもかかわらず、ひょんなことから再度繋がった。
今でも時たまお邪魔する場所である。
都会の中に田舎を、と言う師匠が30年かけて作り上げてきた場所は、わたしの幼少期の頃から変わっていない。
小さな苗から大きく成長したくるみの木も、鳥が落として自然と形成された、木々たちも、今では立派な看板のようだ。
師匠が話を丁寧に聞き、今の自分の生き方を指摘されたような、そして、自分の意見をきちんと言ってくれる点は相変わらずだった。自分をごまかしている時は、それが鋭く刺さっていたけれど、その言葉に恥じないように、ある意味強く、そして柔らかく生きていきたいと改めて思う。
JさんとYさんも喜んでくれたので、紹介してよかったなあ、、、としみじみ。師匠の畑にも、またお邪魔したい。行きたいところが増える一方だ。
自分が畑をするようになってから、知りたい視点が変わった。
とりあえず、今ある自分の畑に、土に、微生物にきちんと向き合っていこう。
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