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今年で30歳になるんですが今まで男性と一切関わっていない私は天然記念物かもしれない


今回は、今年で30歳になる私が30年間男性とびっくりするくらい一切関わっていない話を書き殴っていきます。

まず前置きしますが私はレズビアンです。男性は一切恋愛対象になりません。それどころか何回か性的被害を受けた過去があり、また粗暴な父を見てきて男性がますます無理です。結果男性と一切関わらない(自然と関わってなかった)人生を送ってきた生粋のレズ、それは私です。
時系列で私がオフのプライベートは勿論、オンの時すらいかに男性と無縁な人生を歩んできたか振り返ってみます。

【幼少期】
・父親とお風呂に入ったりしていましたが父はノーカンですよね(笑)そして父親は私にあまり関心が無かったのでますます関わりが薄いです。
・幼稚園で女子のおままごとに参加するも、身長がその頃から高かった為男役を毎回やらされます。でも別に苦じゃなかったし満更でもなかった。楽しかったです。ちなみに今の私の身長は175cmあります。男の子とポケモンごっこして遊んだ時もありましたが相手を「異性」と意識していませんでした。カトリック系で礼儀に厳しい幼稚園に通っていた為、女子を始め男子も大人しい子だらけだったのも「異性を意識していなかった」理由にありそうです。男子も女子も、泥んこになって遊ぶ子はほぼいませんでした。(はしたない、という認識でした。)
・唯一私より背の高い男の子を意識します。しかし恋愛としての意識かどうかは後述する「小学期」で判明します。唯一私より背が高い子だったから、私の中で印象に残っていただけかもしれません。実際普通に遊んでましたしドキドキ、なんて感情はありませんでした。

【小学期】
・主に小学生、中学生の女子は「友達への好きを恋愛としての好きに錯覚してしまう」現象があるとどこかで聞いた事があります。一方私は友達ではない女子からもモテモテでした。クラスで1番背が高かったからでしょうか。授業でクラス全員で学校近くの公園に行った時、自由時間ではいろんな女子がシロツメクサの花冠をくれました。集合写真を撮る時も私の隣を誰が立つか数人女子達が揉め、どうやって決まったのか定かではありませんが私の隣に立つことになった女子は私の腕に自分の腕を絡め、きゃーっと喜んでいました。そしてまるで恋人同士のショットが撮られます。(漫画みたいな話ですが本当です)これも正直悪くは無いどころか気持ちよかったです(笑)王子様になった気分で良かったな〜って。この頃既に男の子より女の子が好きだったと思います。しかし恋愛感情が入った好きな子は居なかったし、レズビアンなんて単語も知らないし、自覚はハッキリとしていなかったです。でも、この時代の子どもながら恋愛は男性同士も女性同士も当然成立すると思っていましたし、漫画を描くのが趣味だった私は女性のキャラクター同士のキスシーンもごく自然に描いていました。この頃私は「らんま1/2」「カードキャプターさくら」「セーラームーン」(セーラームーンは幼少期に観ていたので記憶が余りありませんが最終回のビデオは所持していました)等と、先進的なアニメを好んで観ていたのでかなりの英才教育を受けていました。そして私の趣味も、当時は男の子が好きなポケモンや特撮、少年漫画、恐竜、ゲーム、そして女の子が好きな少女漫画、シール手帳、可愛い文房具などかなり幅が広かったです。
・友達たちから次々と告白されます。「私も好きだよ?」と返すと「その好きじゃない!」と言い返されてしまいます。本当に立て続けに告白されたから「ドッキリ?」と聞いても「違う!」とかなり本気のようでした。一人一人断ってしまうと友達がいなくなっちゃうんじゃないかと思った私は曖昧な返事をし、かと言って特別恋人同士みたいなこともせずハーレム状態でした。
・前述していた、幼少期に意識していた唯一私より背の高い男の子。その子とは同じ小学校に進学していたのですが、私の友達がその子を好きだと打ち明けたのです。その瞬間、その男の子を意識していた幼少期の記憶が蘇ります。そして、「私も(好き)かもしれない」と感情が分からないまま言葉が飛び出しました。友達は意外と嬉しそうにしていましたが、「先に告白していい?」と相談されます。私は快諾し、早速友達が告白しに行ったのですが、まさかの結果に。友達によると、友達はフラれ、男の子には好きな人がいて、それは「私」だと言うのです。良かったね!両思いやん!と友達は祝福してくれましたし「明日改めて告白されるかもよ」と言ってくれたのですが……私は何故か喜べず、それどころか何だか途端にもやもやと不快感。気持ち悪く、帰宅してすぐ幼稚園の卒園アルバムをおもむろに開きました。そして男の子の写真の顔をまじまじ見つめる。「あ、無理、」と突然ストンと上から扉が閉まったような、一切受け付けられなくなったのです。つまり私は彼の事を恋愛対象として見ていたわけでは無かったし、好意を向けられたところで「付き合おう」ともならず、ただただ無理、でした。次の日は友だちに「やっぱり付き合うのは無理って言っておいて欲しい」とお願いする程でした。それからまた別の男の子に、今度は対面で告白されたのですが、気持ちはありがたいが申し訳ない、と断ったのは言うまでもありません。なんかモテ期ですね?!てか小学生ってマセてるな?!

【中学期】
・私が通っていた地区の中学校は小学校を遥かに凌ぐ、巷で話題の「スラムの様な学校」でした。過去のnoteにも記載しましたが治安がとにかく悪く、授業中席に座ってる人がほばいない、なんなら廊下で歩いてる、トイレは喫煙所、非常階段は性行為の場所、と盛り沢山な学校でした。小学生の頃から打って変わってとても地味になった陰キャ爆発の私はその場所に馴染めず、保健室登校を頻繁に行っていました。しかし、部活はほぼ強制で入らなければならず、小学校から友達だった子と「美術部」に入りました。理由は、私自身絵を描くのが好きだったという事、楽そうだという事、そして部活見学の時先輩から「好きなゲームとか漫画ある?」と尋ねられ、私と友達以外の人でオタクの人がいる!という衝撃と喜びで入部を決めました。
晴れて入部した美術部には男子は1人だけで3年の人でした。3年生とはほとんど関わらず、しかもその先輩は陽キャな感じで常に忙しそうで部室にもたまにしかおらず結果、関わりはありませんでした。そこから2年、3年と月日を重ねて3年になる頃には私は副部長になりましたが入ってくる後輩に男子は1人もおらず、女子だらけの部活でした。
・中学の男子は素行の悪い子か、とことん暗く、弄られている子と二極化しており、ますます私が関わる機会はありません。
・林間学校で肝試しがあり、男子と女子のペアを組まなければいけないという地獄の行事でした。くじ引きでペアが組まれるのですが、私がペアになった男子は頭脳明晰、運動神経抜群のムードメーカーな男の子でした。快活な彼に想いを寄せる女子も多く、ペアが決まった時は心の底から「よりによってなんで…」と絶望しました。ただでさえ陰キャ爆発の私。背中に刺さる女子達からの視線が痛く、私は何も悪くないのに…と思いながらペアの男の子と2人きりで肝試しに参加します。会話は無く、直ぐに前で詰まっているペア達に合流し私のペアだった男子は彼らの方へ向かうのでした。正直助かった。結果関わりはほぼなしに等しいです。
・塾に通っていて同じクラスに男子は数人居ましたが話したことがありません。先生は既婚者の男性ばかりでしたがノーカンですよね?(笑)
・閉鎖的で治安の悪い地元が大嫌いで、高校は都会にある電車で通う高校を選びました。その高校は学びたいことが出来る学科がありましたし、試験は国語、数学、英語のみで理科と社会が不要で、勉強が苦手だった私は熱を入れて勉強しなければならないのが3科目だけでいい、という所も大事なポイントでした。模試の合格ラインにはいつも入りませんでしたが、試験の結果合格。塾長からも「まさか合格するとは思わなかった」と言われました。(酷くないですか?笑)

【高校期】
・高校は2つの学科があり、1学科につき2クラス。つまり1学年4クラスありました。私の通っていたクラスは男子は居ませんでした。片方のクラスには数人だけ男子が居ましたがほぼ女子校状態です。もう1つの学科も男子は数人。高校全体を見たら男子は数人レベルしかおらず、本当にほぼ女子高でした。
・2年の時、クラス替えで男子のいるクラスになりましたが話した事も近寄ったこともありません。寧ろ関わりたくなかったです。
・高校生になり、重苦しい眼鏡を外しコンタクトレンズを使い始めました。長かった髪もバッサリ切りショートヘアに。所謂イメチェンです。友達も出来、皆それぞれ趣味を持ったオタク達でめちゃくちゃ楽しかったです。帰宅部で、放課後はPSPを持ち寄り教室で皆とモンハンに没頭していました。つまり部活で男子と絡むとかも一切無し。
・学年の女子で2番目に身長が高かった私は、背伸びしたり教壇にのったりしてクラスの女の子達の各々「推し(男)の身長」に合わせてあげて、「これが実際の推しの身長かあ〜!」と女の子達が私に抱き着いたりはしゃいだり妄想したりする遊び(?)がありました。
・背の小さな友達と廊下を歩いてたら「カップルみたいだね」とヒソヒソ囁かれたことがあります。(漫画みたいですね笑)
・母が通っていた個人経営の美容院で毎回髪を切っていました。夫婦で営業されていたのですが男性の方とは話した事も髪を触って貰ったことも無く、全く関わり無し。女性の方に毎回切って貰っていました。

【短大期】
・女子短期大学だったのでまず男性がいません。
・合コンも興味がなかったので行ったことがありません。ただでさえサークルにも入ってなかったし、そもそもサークルなんてうちにはあったのだろうかレベルに興味がなく、毎日掛け持ちバイトに明け暮れていたので縁がなかったです。
・仲良くしていた彼氏持ちの女の子に、「私の彼氏の友達に会って欲しい。」と言われた事があります。クラスが同じだっただけで短大の中だけの付き合いだった女の子だったのですが、果たしてどういう経緯で私を「彼氏の友達さんの男性」に紹介したのか不明です。しかし社会見学として行ってみるのもアリかも、と考える私。この頃には私は自分がレズビアンだと自覚していた為、男性には興味ありません。私の事に興味を持ってくれてる男性ってどんな人なんだろう?と完全に好奇心です。しかし即決はせず、明日に返事させて欲しいと一旦保留にします。そして色々と考えてみたんですが、「やっぱり好奇心より“無理”が勝るな」という結論に至り、結局断ったのでした。ちなみにこの頃遠距離の同性パートナーがいましたがパートナーではない関係性で破綻していました。詳しくは以下の記事にて。

・掛け持ちバイトの1つである「イタリアン」でのお店ではオーナー(既婚者)が男性でしたが私がコミュ障過ぎて全く話せなかったです。連絡も電話でのみだったので、この頃から普及し始めてきた「LINE」の交換も行っていません。
・もう1つの掛け持ちバイトの「塾講師」ですが、私と同じくバイトで勤務していた大学生の男性の先生はいましたが1度も話したことがありません。塾長も正社員も女性で、連絡方法もこれまた電話のみ。
・掛け持ちを辞め、1本化したバイト先である「ショッピングモール」で配属された場所は、バイトで学生なのは私だけで、他は主婦のパートさん。そして1人男性がいましたが仕事以外で関わることも勿論一切無く、このバイト先でも連絡方法は電話のみ。
結果、短大生だった時も男性との関わりは皆無でした。

【会社員期】
・女子短大生を採用枠にしていた会社だった為、上司から後輩まで女性社員しかいませんでした。男性は、取締役と役席に数名くらい。
・会社との連絡手段は電話のみ。同期や先輩とはLINE交換をしましたが男性は勿論いません。

つらつらと箇条書きしてみましたが、私は同年代の男性とお酒を飲んだことも無いし連絡先、LINE交換した事も個人的なやり取りもありません。Twitterもやってますが男友達とかも存在せずやり取りとかした事はないです。私という貴重な存在、博物館で保護した方が良くない?

という訳で今年30歳になる節目となった私がふと気づいた「余りにも男性と関わらなさすぎ人生」が面白くて今回書き殴ってみました。ではでは。


にわチャンのお庭

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