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ナンバーワンよりピョンピーピャン

「あれ、この記事、読まれないな」と思ったら「ナンバーワンよりオンリーワン問題」は、取り上げている人がかなり多いのだった。
こんなことでは私の記事が埋もれてしまう。
書かなきゃよかった。

でもせっかく書いたからここに乗せる。
そのおれの決意、ナンバーワンにしてピョンピーピャンだね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


この間、「ナンバーワンになれないやつは、オンリーワンにもなれないよ」とどこかの芸人が替え歌で歌っていて、ネットでも共感の声が多かった。
この「ナンバーワンにならなくてもいい、オンリーワンでいい」という歌詞は昔からアッパー系の競争社会でサヴァイブしていかなくちゃ、と思っている人たちの神経を逆なでするらしく、おちょくられたり批判されたりすることが多い。

しかし、この歌はもともと「人はみなナンバーワンを目指すべき」というコンセンサスに対して異議申し立てをしているのだから、「いや、やっぱりナンバーワンを目指すべきだ」と言ったところで、ひっくり返したものをもう一度ひっくり返したにすぎず、なんか意味あるんですかねぇ。

だいたい「ナンバーワンにならなければ!」って思っている人のほとんどはナンバーワンじゃないわけでしょ?
100人いたらナンバーワンは一人だけで99人はナンバーワンじゃないんですよ。当たり前だけど。
「おれはナンバーワンを目指してる」
っていう立ち姿を誇示したいだけでしょ。

くそださいよね。
だいたい、だれもその人に言ってないんだよ。「おまえはナンバーワンじゃないな」って。
それが「世界に一つだけの花」が流れてくると「なにーっ!?」ってなるの、かなりヤバいと思うよ。

なんか「24時間戦えますか?」っていうCMがバブル時代、あったんですが、そういうメンタリティですよね。

「おれはがんばってるんだ! おれは敗北主義じゃないんだ!」ってアピールするの、やっぱりすごくださいと思う。「おまえはがんばってない」って言われたら言い返してもいいけど、何も言われてないのに「がんばってます」って言われても「まあそうでしょうねぇ」くらいしか思うことはないですね。

ちなみに「ナンバーワンよりピョンピーピャン」という言葉は私が考えたので、勝手に使わないでね!

おしまい

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