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日本国紀 読書感想

今、良くも悪くも最も話題の作家といえば百田尚樹さんと個人的には思ってるが、この方が書かれた1冊日本国紀の感想を書きたいと思う。

https://www.amazon.co.jp/日本国紀-百田-尚樹/dp/434403385X/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=カタカナ&dchild=1&keywords=日本国紀&qid=1592309908&sr=8-1

日本国というのは本書で書かれているとおり
歴史のある国だし、連続性のある国である。
ここで本書では万世一系とかいって男系で繋がっている事についても誇りに思っているが、個人的にはそう思わない。

なぜなら天智天皇のご両親はどちらも天皇経験者だし大宝律令も天皇の子どもは皆資格あり的な感じだし、そこはちょっとなぁと思った。


でも日本史をここまで通しでかける筆力はすごいし、永遠のゼロを読んだ時は冒頭からずっと泣きそうになってたくらいの筆致は私も勉強したい。

また特に大きくページを割いている明治以降、WGIPも特に強調されていたが肯けるところもあったが、WGIPについては受け入れざるを得ない日本の事情もあったにせよすぐに回復出来れば良かったなと思う。

いずれにしても無数の日本人の息遣いが感じられる一冊。

一つ気になったのはこれほどの本を出典なしで書き上げているところ。

これは頭にすごい歴史的知識が備わっていないと出来ないと思うが、究極を言えば作者の作り話ですとも言えてしまうところは小説っぽい。

でもまた何度も読んでみたい。

では。


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