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宿題を終わらせるで終わらせない

前回は宿題の目的や意味を子どもに伝えようという内容でした。

1.終わらせるで終わらせない

では、親として実際にはどうすればよいのか。ポイントは、「宿題を終わらせる」を目標にしないということです。前回の記事でも伝えたように、子どもにとって宿題は終わればよいものです。なぜなら、学校に終わったという事実を出せばよいからです。しかしそこを変えたいですよね。

では考えていきます。宿題をただ単にやるのではなく、思考を含めたいという思いで考えてみました。これはあくまでも一例ですので、「こんなの無理!」と思わず、「こんな考え方もあるのか」程度に読んでください。

2.一つの例

私の提案は「宿題の中の数問を宿題の後にテストする」です。一問二問でいいです。宿題と同じで構いません。同じでも目の前で実際にできる姿が見られれば親御さんも安心するし、子どもも自信がつきます。

そして、テストをするからには、テストを頑張るといいことがあると思わせる努力が、親御さんには必要です。月いくらというお小遣いがあるなら、そのお小遣いを宿題をしたらあげるとかにしてもよいかと思います。ちょっと慣れてきたら、数字や文の順番を変えて出す。レベルを上げたやつでクリアしたら少しだけお小遣いをプラスするとかだといいかもしれません。もっといけそうなら問題数を増やしたり、文章問題にするなど工夫は様々です。

そのままの問題でも実は子どもにとっては難しいものです。すると、子どもにとって宿題の意味が変わってきます。直後にテストがあると思うと、宿題を終わらせるではできません。算数の分からない問題は質問するし、漢字を覚えるために2回、3回くりかえし書くことでしょう。その姿が、親御さんがお子さんに求める姿ではないでしょうか。

3.親の気持ちと子どもの気持ちは似てる

繰り返しますが、ポイントは「宿題を終わらせる」を目標にしないということです。これを読むと、「そんな時間ないよ。」「仕事して疲れているんだから無理。」などと思うでしょう。分かります。自分もそう思います。というより、実際思っています。しかし、それは子どもも同じです。学校に行くということは、友達と遊ぶという楽しみでもありますが、授業を5時間や6時間受けなければいけません。新しいことを5時間も6時間もしていると想像してみてください。すごく大変なはずです。そのうえ、子どもは家に帰っても勉強するんです。親御さんも宿題を見る時間くらいがんばれないようでは、お子さんに宿題をやりなさいと言えませんよね。

今回は、テストをしてみるという提案でしたが、他にも子どもが先生になる、親とともに同じ問題を解いてタイムアタックをするなど、子どもの性格や時間の状況によっても変えられます。ぜひ最適な方法を見つけてみてください。むしろよりよい方法があればぜひ教えてください!!

最後までお読みいただきありがとうございました。素敵な一日をお過ごしください。

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