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二兎Beプロジェクトについて

二兎Beプロジェクトが本格的に始動するにあたり、このプロジェクトの概要について説明したいと思います。プロジェクトの名称に込められた意味や活動の意義・目的などについても書かれておりますので、ぜひご覧ください。


1.はじめに

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二兎Beプロジェクトは、北海道大学ラグビー部の有志数名で起案したプロジェクトです。2020年は新型コロナウイルスの蔓延もあり、カテゴリーの別を問わず、スポーツにとって苦難の一年でした。殊ラグビーはコンタクトスポーツということもあり、我々北海道大学ラグビー部も感染対策に四苦八苦しながら、先日大学選手権北海道・東北決定戦で無事シーズンを終えることができました。
さて、特にこの「顔を合わせられない」という状況下において、私たちはある一つの重要な点を見出しました。それは、「ラグビーは繋がりのスポーツ」ということです。これは至極当然のことですが、逆にお互いが繋がれない時、大きな課題となります。そしてそれは、高校生の皆さんも同じであろうと考えます。
そこで、私たちは「繋がり」の重要性を再認識すると共に、この気づきを何がポジティブなことに使えないかと考えました。この二兎Beプロジェクトでは、高校生の皆さんにラグビーや勉強に対して、情報の提供や相談をさせて頂きつつ、皆さんとラグビーのを通じた双方向の関わりを持ちたいと考えています。
まだまだ、具体的な内容を初めとして生まれたてのプロジェクトです。皆さんのご協力を賜りつつ育てていければと思っております。よろしくお願い致します。


2. 名称について

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勉強とラグビーの「二兎」を追う。(二兎を追う者だけが二兎を得る。)
札幌農学校初代教頭のW.Sクラーク博士の言葉「Boys be ambitious」と卒業生の新渡戸稲造氏の開拓心溢れる精神を持ち、勉強とラグビーの両立という理想を追求する、という2つの大きな思いを込めて「二兎Beプロジェクト」という名称にしました。

3. 活動の意義

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ウインタースポーツである高校ラグビーは大学受験シーズン終盤まで大会があります。実際、花園の決勝は1月初旬に行われるにもかかわらず、大学入試共通テストは1月中旬にあり、国公立大学二次試験は2月末にあります。しかし、学校や塾による大学受験のための学習指導や進路指導は、高校生ラガーマンにとって確保することの難しい膨大な量の受験勉強を前提に行われます。そのため、難関大学を志望する高校生ラガーマンの多くは受験勉強に没頭する周囲の受験生を横目に、適切なアドバイスや情報を得ることができず、孤独な状況下で勉強せざるを得ない状況にあります。このような状況下で受験勉強とラグビーの両立を個人レベルで達成するのは非常に難しいことです。そこで、実際にこのような状況で大学受験を経験し、現在も高いレベルで大学での学問と競技を両立している北大ラグビー部の支援が効果的であると考えました。北大ラグビー部員の多様な受験経験や両立のノウハウを還元することで、多くの高校生ラガーマンが「勉強」と「ラグビー」の両立の価値に気づき、同時に北大ラグビー部の価値を広める機会になると強く感じ、このプロジェクトを始めることにしました。

4.活動内容

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本プロジェクトは(1)オンラインによる相談会、(2)メンターによる個別支援(オンライン、SNSを利用)、(3)noteを利用した、部員のインタビュー記事や受験体験記の発信、の3本柱による活動になります。

(1)対象となる高校は部員の出身校を中心に声かけし、徐々にコミュニティを広げながら、賛同してくれた高校生に対して行います。事前にアンケートを配布し、高校生が必要としている情報やニーズを把握し、希望に沿った情報提供を行います。この際、一方的ではなく対話ベースでの相談会により、高校生の皆さんにとってより有意義な時間となればと考えております。相談会の方法といたしましては、Zoom、Microsoft Teamsなどのオンラインアプリを活用し、あらかじめ用意したスライドを軸に行う予定です。

(2)説明会でメンターによる支援を希望する高校生がいれば、志望学部やニーズに適した人材が定期的にLINE上での相談やオンライン・ミーティングを行います。そこでは、進路相談や模試の分析、時期に応じたラグビーとの両立のための勉強法など、多様なニーズに合わせた支援を行います。さらに、大学での活動や研究の内容など、実際の大学生活に対しても具体的なイメージを描けるような話ができればと計画しております。

(3)部員へのインタビューや受験体験記、部員による学部紹介を中心に進めていきたいと考えております。勉強とラグビーの両立や勉強方法、さらに北大ラグビー部や北大の魅力を発信していきたいと思います。

5.おわりに

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二兎Beプロジェクトは、勉強とラグビーの両立を本気で目指す高校生ラガーマンを多方面から支援しようという目的のもとに作られました。
勉強とラグビーの両立の心得や具体的な取り組み方などを広く、深く発信し、同時に北大ラグビー部の価値や魅力を伝えようと計画しています。
また、それらを通じて多くの高校生ラガーマンが、ラグビーと勉学の「二兎」の両立を達成する手助けができればと考えております。

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