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第4回 鞠子太一 FL/CTB 法学部2年

函館ラサール高校時代は主将として花園でプレーし、北大でも中心選手として活躍する鞠子太一のインタビュー。自身の経験を元に、「文武両道」について、新しい視点で語っていただきました。

1.大学生活について

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Q:法学部を選んだ理由を教えてください!

もともと、文学部志望だったのですが、将来の就職をを考えた際、公務員や法曹など、将来につながる内容を学べると思って法学部を選びました。法学部には総合法政コースと法専門職コースがあります。政治学や法律に関する授業を自分のニーズや興味に合わせて選べる点が魅力ですね!

Q:北大ラグビー部の魅力を教えてください!

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一つは大学選手権を本気で目指せることです。
部員一人ひとりが高いレベルで研究や勉強をしながら、本気で全国の舞台で勝負することを目標にしています。それが他にはない北大ラグビー部の魅力であり、価値であると思います。もう一つはコーチがいないということです。コーチが本来担うはずの役割を学生だけでどうやってクリアしていくか考え、実践していることが魅力であり、価値であると思います。コーチがいなくても自分たちで主体的に考えてチームを動かしていける人材が北大ラグビー部には集まっていますし、それが強みであると思いますね!

2.高校時代の勉強とラグビーの両立について

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Q:勉強とラグビーの両立の価値はどのような点にあると思いますか?

自分の中で「両立」をあまり意識したことはありませんでした。ただ学校に行って勉強をし、部活でラグビーをして、というのは文武両道ではありません。文武両道というのは、勉強もラグビーもある程度極めてはじめて言えるものだと思います。そういう意味では、勉強とラグビーに関わらず、何かを極めようとして努力することで初めて見えてくる世界があると思います。努力を重ねることで、自分より上のレベルでラグビーや勉強をしている人の目線や世界が見えるようになります。それによって謙虚さや、向上心が生まれて、人としても豊かになれると思います。例えば、ただ単にラグビーをしているだけでは、東福岡高校のラグビーの凄さは漠然としかわからないし、惰性で勉強している人には東大・京大の本質的な凄さは実感できないですよね。努力を重ねてある程度のレベルに達して初めて、具体的にどの部分が優れているのか、自分との差は本質的に何なのかが明確になってきます。少し抽象的になってしまいましたが、両立の価値は、努力した人にしかわからない景色を見て、それによって自分自身を客観的に見れるようになることだと僕は考えています。

Q:勉強とラグビーの共通点はありますか?

高校時代の先生に、「1年間の最後に強気なれる準備をしろ」という言葉を言われたのが強く印象に残っています。つまり、これだけやったから大丈夫と思えるくらいの「準備」をすることが勉強とラグビーで共通して大切なことだと思います。高校ラグビーは1年のスパンで一番大事な試合がありますよね。例えば花園予選の決勝であったり、花園の初戦であったり、チームとして照準を合わせる試合があります。それに向けて、1年という長期スパンでチームを仕上げたり、個人として努力すると思うのですが、これは勉強においても同じことが言えると思います。高校ラグビーを最後までやり切った経験、つまり1年間という長期スパンでマネジメントして、目標に向けて仕上げるということを受験に還元すれば、入試本番まで自分を律して努力し続けることができると思います。

Q:高校ラグビーの醍醐味、価値は何だと思いますか?

やはり、一つは花園という特別な存在があることですよね。大学レベルになってくると地域によっていろんなリーグ戦があったりして、全国レベルの大会で試合する機会は限られていますが、高校ラグビーではどの地域でもどのチームでも共通して「花園」という大きな夢が存在します。その意味で高校ラグビーにおける花園の存在の価値は大きいと思います。

Q:高校の勉強で大変だと思う点はありますか?

高校によって違い部分はあると思いますが、学校の定期テストと模試の差ですね。高校1年生の頃は、学校の定期テストができれば模試もそこそこできると思うのですが、高2の後半から高3になってくると、模試のレベルが急激に上がってそれに伴って成績が急に下がる人が多いと思います。一つの原因として、高校やクラスの中の順位や成績といった狭い視野で勉強していることが挙げられます。同じコミュニティの中で競い合っていても、全国基準の大学入試のレベルに必ずしも達するとかといえばそうではないと思います。自分ができるアドバイスとしては、勉強する際の視野をより広く、高い次元で持つことですね!

Q:具体的にはどのような方法がありますか?

具体的には、「志望校を高めに設定すること」です。ラグビーをしながら難関大学を目指すとなると、チーム内ではそこそこ勉強ができるかもしれせんが、「大学受験」という広い観点で見ると、本質的な実力が足りないことがあります。高校でラグビーが忙しいと、全国的な自分の立ち位置を客観的に見れなかったり、目先の結果にとらわれた視野の狭い勉強をしてしまうことが多くなります。あらかじめ学校のレベルが高ければそこに合わせればいいですし、そうでなければ志望校のレベルに合わせて、模試などで全国の受験生と勝負するくらいの気持ちを持つことが大切だと思います。志望校をあらかじめ高めに設定することで、自分で進んで情報を集めたり、広い視野で勉強に取り組めますし、仮に志望校のレベルを下げてもある程度のところは狙えるといったメリットがあります。

最後に勉強とラグビーの両立を頑張る全国の高校生に向けてメッセージをお願いします!

とにかく志を高くを持ってほしいです!勉強もラグビーも最後までやり切って、その先に広がる景色を是非見てほしいと思います!

3.お知らせ

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