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[教員BLOG]メタ認知トレーニングの研修に参加してきました!!

みなさん,こんにちは夜間部教員の山下です.
先日,メタ認知トレーニングの1Dayワークショップに参加してまいりました.


MCTとは

メタ認知トレーニング(MCT)は,認知行動療法を基盤として開発された認知バイアスへの介入方法となります.
MCTは,認知バイアスへ焦点を当てた介入方法であり,妄想等の軽減に効果があるとされています.
MCTは,以下のようなセクションで構成されています.

MCTの基本モジュール

  1. 帰属ー誰かのせいと自分のおかげ

  2. 結論への飛躍Ⅰ

  3. 思い込みを変えよう

  4. 共感することⅡ

  5. 記憶

  6. 共感することⅡ

  7. 結論への飛躍Ⅱ

  8. 気分

各モジュールでは,視覚的な資材やグループディスカッションを行います.その過程を通して,自身の認知バイアスに気づき,行動変容をつなげていくことになります.MCTの詳細については,成書を確認するか,実際に研修へ参加してみることをお勧めします!!
[書籍]メタ認知トレーニングを始めよう!MCTガイドブック(星和書店)


受講しての感想

認知行動療法を基盤とした介入方法では,他にもSCITやNEARなどがあります.それらとの違いとしては,僕が感じたのは大きなメリットは以下になります.

  • 導入のしやすさ:資材や資格要件に大きなハードルがない

簡単な意見ですが,僕の感想はこれに限ります!!
臨床や教育現場に関わるものとしては,導入のしやすさはとてもメリットがあることだと感じました.認知行動療法を基盤とした介入方法の多くには,導入にハードルがあります(それが質を担保しているメリットもあります).座学や試験も必要なことですが,それらと並行して実践できることはとても魅力的ではないでしょうか?
以上,来年度の授業でMCTの体験を取り入れていこうと密かにアイデアを練っている山下でした!!

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