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そして歴史になる

9月のある日、ふと思い立って9.11についてYouTubeで調べてたんです。

今年はなんだか
9月に入っても各メディアで9.11のことを
目にしなかった気がして。

そしたら
アメリカのドキュメンタリーを
見つけました。

そのコメント欄で衝撃的な言葉が。

「教科書にも数行しか載っていない事件を詳しく知れて良かった。」

教科書に数行!

あれっていつの出来事だったっけ?と確認したら、もう20年も前なんですね。

あの大きな事件も、年月が経つと
これくらいの情報量になるんですね。

私たちが教科書で何度も学習している
第二次世界大戦も
もしかしたら
当時の人たちからすれば
「全然物足りない」というような規模感で
語り継がれているのかもしれないとふと思いました。

それと共に
知っている人間からすれば
話を振れば誰でも知っているような感覚に陥って
あえて自ら話すようなこともないのですが
実際には知らない人が増えているんですよね。

人々の記憶からだんだん忘れ去られていて歴史になるというのはこういうことかなと。

大きな事件や事故でなくても
身近なところでは
代替品が出てきて使われなくなった
古い技術などにも言えます。

黒電話、 カセットテープ 、フロッピーディスク、有人の改札などなど、、、

田中達也さんのミニチュア展に行った時に
カセットテープを使った作品があったのですが
小学生ぐらいの女の子が指差して
「あれ 何?」
とお母さんに聞いていたのが衝撃でした。

地元のテレビ番組では
待ちゆく人に今は懐かしいものを
知ってるか知らないか聞いて
どの世代まで通じるものであるかを
調べているコーナーがあって
ちょっと寒気がした思い出があります。
歳、取ったなぁ・・・(;'∀')

古代の文字や技術もこうやって謎になっていったのかもしれませんね。

そんなことがふと頭を過ったのでした。


この記事の画像を挿入するにあたり
「歴史」で検索したら出てきた黒電話です。
懐かしいな、おばあちゃん家にあるのかなと思ったら
投稿者コメントに「博物館にて撮影」とあって戦慄しました(;'∀')

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