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「新しい乗り物」の開発に携わらせていただいております<2022-1st>

閲覧いただきありがとうございます!
広島商船 海洋空間利用工学研究室メンバー(専攻科生)です!

昨年に引き続き、株式会社エイトノットさんの実証実験が広島県大崎上島町を舞台に行われます!今年度も「新しい乗り物」の開発に携わらせていただきました。実証実験の様子を更新していきますので、最後までお付き合いいただければと思います。

株式会社エイトノット 公式HP

昨年度実証実験の記事

今年度実証実験「スマートアイランド推進実証調査業務」

 今年、エイトノットさんは「大崎上島町オンデマンド水上タクシー推進協議会」に参画しました。当推進協議会は、国土交通省「令和4年度スマートアイランド推進実証調査業務(大崎上島)」(以下 スマートアイランド)に採択されており、今年度は大崎上島町にて夜間・早朝の自律航行オンデマンド水上タクシーの実証運航を実施いたします!

スマートアイランド推進実証調査業務とは

調査で得られた成果や知見を全国に普及・展開させることで、より一層のスマートアイランドの推進及び離島地域の活性化に繋げていくことを目標に、ICTなどの新技術等を導入し、各離島地域が抱える課題の解決を図るため、離島を有する地方公共団体と新技術等を有する民間企業・団体等が共同で実施する取組を公募し、現地実装に必要な実証調査を行っています。

↓スマートアイランド推進実証調査についてはこちら↓
  スマートアイランド推進実証調査 ホームページ
  スマートアイランド推進実証調査 Facebook

広島商船高専も推進協議会の一員です!

 そんなスマートアイランドですが、我々広島商船高専も「大崎上島町オンデマンド水上タクシー推進協議会」の一員として、本実証に参加させていただきます。
我々の主な業務としては、
1. 実運航時の安全の確保
2. 定期フェリーの利用状況に関するアンケート調査

の2つになります!
 離島交通インフラ整備に向けた取り組みに、商船高専ならではの視点から意見交流をしていきます!
 推進協議会には株式会社地域未来研究所 さんと富士通Japan株式会社 さんも参画しており、実証全体の総括を(株)地域未来研究所さんが、予約サービスの開発を富士通Japan(株)さんが担当します!

今年は深夜早朝に運航します!

 『大崎上島町オンデマンド水上タクシー推進協議会』では、大崎上島~竹原間におけるEV小型船舶による自律航行オンデマンド水上タクシーの実証運航を行います。
 今年度実証期間は令和4年11月13日~27日(試走・予備期間含む)で既存フェリーの営業の妨げにならない範囲で実験を予定しております。
 大崎上島~竹原間のフェリーは大崎上島向け 21:30、竹原向け 21:05 が最終便になっており、特に大崎上島に住む方々はフェリーに合わせて生活をしている現状があります。そのことを踏まえて、当研究室メンバーと大崎上島町、観光協会スタッフが集まり(下図)、実証実験に向けた意見出しを行いました。意見交換の中で「広島市内で飲食して、その日に島へ戻れる」「カープのナイターが観戦できる」「朝1番で市民病院に行ける」等の意見が聞かれ、町民の暮らしの「もっと便利に、もっと楽しく」なることがわかりました。また、詳しく調べるために、町民の皆様へアンケート調査の必要性も明らかになりました。

大崎上島町でのヒアリングの様子

 今年は実際に自律航行船に乗船頂き、水上タクシーとしての実験を行います。全国の、離島の定期航路事業の運航時間外の移動手段として、その雇用不足または、離島交通のインフラ整備に対してアプローチをしていきます。

実証実験船「エイトノットⅠ」が竹原に到着!

 今年度は大崎上島での実証実験の前に、広島港でも実証実験を行っておりました(※詳細はこちらから→サキガケプロジェクト)。広島港で実証実験の全日程を無事に終えた自律航行船「エイトノットⅠ」が11月14日に宇品から有限会社バンカー・サプライさんに曳航してもらい、竹原港へ向かいました。

自律航行船から見る、「たけはら海の駅」ビジター桟橋

 広島宇品港から竹原港へ4時間半の航海を経て、無事到着しました!
 到着後、翌日から始まる実証実験に向けて竹原港から大崎上島 鮴崎港桟橋へ向けて自律航行の試走を行い、既存フェリーの交通の妨げにならないように鮴崎港へ無事到着し、竹原港へ帰港しました。 


次回は、大崎上島で行ったスマートアイランド推進実証調査業務の概要についてお届けいたします。よろしくお願いします



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